広陵町議会 > 2021-07-15 >
令和 3年第2回定例会(第3号 7月15日)

  • "国際交流"(/)
ツイート シェア
  1. 広陵町議会 2021-07-15
    令和 3年第2回定例会(第3号 7月15日)


    取得元: 広陵町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    令和 3年第2回定例会(第3号 7月15日)             令和3年第2回広陵町議会定例会会議録(3日目)                  令和3年7月15日               令和3年7月15日広陵町議会               第2回定例会会議録(3日目)  令和3年7月15日広陵町議会第2回定例会(3日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  坂 口 友 良          2番  堀 川 季 延    3番  千 北 慎 也          4番  山 田 美津代    5番  笹 井 由 明          6番  山 村 美咲子    7番  坂 野 佳 宏          8番  谷   禎 一
       9番  吉 村 裕 之(議長)     10番  吉 村 眞弓美   11番  岡 本 晃 隆         12番  青 木 義 勝   13番  岡 橋 庄 次         14番  八 尾 春 雄(副議長) 2 欠席議員は、なし 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理事兼事業部長  中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  吉 田 英 史     福 祉 部 長  北 橋 美智代   生 活 部 長  小 原   薫     教育委員会事務局長                                 池 端 徳 隆   事業部次長    栗 山 ゆかり     事業部次長    田 村   猛 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   鎌 田 将 二   書     記  松 本 貴 子     書     記  島 田 剛 至 ○議長(吉村裕之君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     (A.M. 9:59開会) 日程番号      付 議 事 件  1 一般質問 ○議長(吉村裕之君) それでは、日程1番、一般質問を行います。  14日の一般質問に続き、11番、岡本晃隆議員の発言を許します。  11番、岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) 議席番号11番、岡本晃隆です。議長のお許しを得まして、ただいまから質問をさせていただきます。  大きくは2点です。まずは、一つ目、学校教育の取組について。  新型コロナウイルス感染症予防対策を行いつつ、GIGAスクール構想の推進、SDGsの教育及びESDへの取組など、児童生徒の健やかな成長を願って、学校教育の充実発展に日々取り組んでいる状況が毎月の教育委員会だよりで把握できるところであります。  また、今年度からコミュニティスクールが、続きがちょっと修正をお願いしたいと思います。小学校と書いております。全校で実施されております小中学校で開設され、学校と地域がパートナーとして連携、協働することで地域に開かれた教育課程の実現を目指し、学校教育運営の活性化を図る取組が進められています。先日、千葉県で、下校中の児童の列に、トラックが突っ込み、貴い命が奪われるという悲惨な事故が起きました。過去にも同様の事故が発生し、その都度、子供たちを守る対策の推進が叫ばれていたにもかかわらず、また再び起こってしまいました。そこで以下のことについてお伺いします。  ①SDGsの教育及びESDへの取組を総合的な学習を中心に、教科横断的に学習できる体制を構築していければと教育委員会だよりでは言われています。各校の実態に応じて、具体的にどのように計画推進されているのかを伺います。  ②コミュニティスクールの取組では、地域との協働が重要であります。地域とのパイプ役的な存在として、コーディネーターが任命され、活動されていることと思いますが、地域ボランティアの登録状況はいかがなものか。どこまで進んでいるか、人数等についてお伺いしたい。  ③通学路の危険箇所点検が実施され、町に補修修正箇所の報告がされていると思いますが、菅首相も通学路の点検を含めた安全対策の見直し及び改善を行うようにということで報道でも伝えられたところであります。このことを踏まえて、教育委員会としてどのように取り組んでいかれるのか、お伺いしたいと思います。  続いて、質問事項の二つ目、安全なまちづくりに向けた取組について。  先日、危機管理監によりまして、「発災時における初動体制と住民避難」と題して、議会において、防災勉強会を行っていただきました。近年、局地的な大雨被害や地震による災害が多く発生している状況から、広陵町における防災体制の現状と防災事業の取組についての報告を伺ったところであります。  広陵町は、町長の施政方針演説にもありますとおり、安全なまちづくりを目指して、広陵町地域防災活動推進条例を制定し、地域の防災力の向上による災害に強いまちの実現を目指す取組を推進しています。災害等の予防としての防災計画とともに、災害発生後に、主要業務をいかに早く復旧させるかといった計画、業務継続計画、いわゆるBCP計画策定が重要視されるようになってきました。  そこで以下のことについてお伺いします。  ①本町のBCP計画の内容について。  ア、町長不在時の明確な代行順及び職員の参集体制について。  イ、本庁舎が使用できなくなった場合の代替庁舎の特定について。  ウ、電気、水、食料などの確保について。  エ、重要な行政データのバックアップについて。  オ、非常時の優先業務の整理について。  ②情報システムの不具合が生じた場合、どのように連絡を取るのか。連絡の取り方について。  ③避難所確保の進捗状況について。  以上のことについてお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 岡本議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  1番目は、教育長からお答えをさせていただきます。  2番目の安全なまちづくりに向けた取組について、御質問をいただきました。  一つ目の本町のBCP計画の内容についてお答えいたします。  業務継続計画は、全ての職員が把握しておくことが必須であることから、本町の業務継続計画作成に当たっては、令和元年度から、コンサルタント会社に作成を委託するのではなく、職員自ら災害対応業務と通常業務の優先度及びその業務をどの部署が所管するのかの議論を重ねて作成しており、現在、最終確認の作業を行っているところでございます。  アの町長不在時の明確な代行順位及び職員の参集体制につきましては、発動権限代行順位は、副町長、教育長、危機管理監の順でございます。  次に、職員参集体制につきましては、本町の地域防災計画に災害発生時、または災害が発生するおそれがある場合の庁内組織体制と配備基準、それを決定する手順、各課の所掌事務につきまして詳細に取り決めており、そのときの状況を踏まえて危機管理監の助言を得て、本部長である私が決定いたします。  イの本庁舎が使用できなくなった場合の代替庁舎の特定につきましては、総合保健福祉会館、図書館、中央公民館としております。  ウの電気、水、食料等の確保につきましては、電気は、自家発電を基本とし、その燃料を確保しており、飲食料につきましては、参集する職員個人で対応することを基本に、アルファ化米、水、衛生用品、毛布等を備蓄しております。  エの重要な行政データバックアップにつきましては、広陵町における個人情報を扱う基幹系システムのデータは、7市町共同によるクラウドシステム業者データセンターにございます。データセンターの建物は、地震や水害、火災など様々なリスクを想定しており、バックアップデータを別の場所にも複製して保管するなど、データの保全に努めております。  オの非常時優先業務の整理につきましては、BCP策定業務は全庁協働作業とし、まず、災害時の日常業務について整理を行い、次に災害時に必要な資源の整理、最後に災害時実施すべき業務を時系列に整理を行いました。その後、昨年の3月26日に報告会、本年1月21日に災害対策本部運営訓練を行い、見直すべき箇所を修正して災害時優先業務の再確認を行っているところでございます。  二つ目の情報システムの不具合が生じた場合の連絡の取り方につきましては、総務省におきまして、東日本大震災を踏まえ、大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方につきまして、平成23年11月に最終取りまとめを行い、その方向性を示しております。その後、通信事業者が災害時の通信確保の改善を行ってきており、つながりにくくなることに対しては、かなり解消されてきております。具体的には、各通信キャリアから移動基地局や可搬型基地局などが駆けつける対応もなされます。  また、固定・携帯電話が使えない場合におきまして、移動系防災無線や簡易無線機を使用し、通信手段の確保に努めてまいります。  さらに、住民への情報伝達手段としましても、防災無線、ホームページエリアメールフェイスブック、LINE等のツールも活用してまいります。  三つ目の避難所確保の進捗状況につきましては、屋外の指定緊急避難場所は46か所、屋内の指定避難所18か所を告示しております。災害時には、必要に応じて順次、避難所の開設を行っていくこととなりますが、コロナ禍では避難の在り方として、安全な親戚・知人宅や屋内での安全確保も避難の一つとして広報しているところで、併せて各地区の公民館・集会所を一時的な自主避難所として活用していただくことを区長・自治会長と協議を進めております。  また、洪水災害時には本来は開設しない浸水想定区域内にある北小学校、東小学校の上階の特別教室等の部屋を一時的な自主避難所として開設することにしております。  私からは以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 岡本議員さんの学校教育の取組について、答弁をさせていただきます。  議員御質問の一つ目のSDGs及びESDへの各校の取組についてお答えいたします。  御承知のとおり、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)は将来にわたって世界中の人々が豊かに暮らしていくために、達成すべき17の目標からなります。ESDは、Education for Sustainable Developmentの略で持続可能な開発のための教育と訳されております。ESDは、SDGsが目指す持続可能な社会の担い手を育む教育でございます。  これらのことを認識し、各学校におきましては、総合的な学習の時間を中心にカリキュラム・マネジメントを行っております。具体的には、SDGs目標2「飢餓をゼロに」では、栄養教諭を交えて食育の学習を行ったり、ゲストティーチャーを招いて、和菓子づくりや三輪そうめんづくりなどの体験活動の実施。目標5「ジェンダー平等を実現しよう」では、LGBTに配慮した学校の制服の見直しや、それに伴う学習活動、職員研修の実施。目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」では、修学旅行先での施設見学や関西電力の方からエネルギーの講話を聞くなど、それぞれの取組を行っております。また、今年度は学期ごとにテーマをつくり、学年で年間を通して総合的な学習の時間や社会科を中心にSDGs学習に取り組んでおります。その学習の中にESDの視点を持ち、教員も児童生徒も目標を意識して学習に取り組み、最終的には自分たちの生活、そして地域で持続可能な社会を構築していけるよう、知識、理解、その態度と実践力の育成を目指して推進してまいります。  次に、二つ目のコミュニティスクールコーディネーターの任命、地域ボランティアの登録状況についてでございます。  令和3年度から町内全ての小中学校で学校運営協議会が設置され、第1回の学校運営協議会は、1学期中に全ての学校で開催されております。1年間の学校運営協議会としての計画や組織づくりについて話し合われ、学校安全部、環境整備部、学習支援部の三部会の組織づくりなどを中心に活動していくことが確認されております。地域ボランティアの登録状況は、活動していただける学校への登録数や活動内容に違いがございますが、小学校、中学校合わせて116名の方が登録いただいている状況でございます。この活動を地域に浸透させていくことによって、地域の方に御理解いただき、地域と学校がパートナーシップでつながり協力願えるように、今後も取組を進めてまいります。  三つ目の通学路の危険箇所点検を受け、安全対策の見直し及び改善に向けた取組につきましては、議員も御承知のとおり、毎年、通学路の危険箇所などは、学校・PTAによる点検が実施されております。今年度につきましては、既に実施された学校もあり、また報告書が提出されている状況もございますが、先日千葉県で発生した通学路での事故を受け、緊急に再度の点検確認を各学校長に指示をいたしました。  また、これら点検の結果を踏まえ、危険な箇所や何らかの対策が必要として抽出された箇所につきましては、早急に関係機関や関係部署と協議を行い、危険度が高い箇所順に優先順位をつけ、子供たちの安全のために継続して適正な対処に努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) それでは、2回目の質問に入っていただきます。  岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) 御答弁ありがとうございました。学校教育について新型コロナ対策とともに、子供たちの教育の推進に尽力いただいていること、また防災について安全なまちづくりに尽力いただいていること、よく分かりました。何点か確認を込めてお伺いをしたいと思います。  まず、地域ボランティアの登録状況、116名ということなんですけれども、私も登下校の見守りということを校区でやっております。ただボランティアに登録していないという現状があります。何人かは登録、一緒にやっている方はボランティアには登録していないんですけれども、ボランティアに登録する、しないとでは、ただ、ボランティアに登録すれば、もしもの場合は保険は町のほうから出るんですか。ボランティアに登録してなかったら、それは、もしもの場合は、各個人で責任を持ってやるということになるんですか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) ボランティアの保険等についてお尋ねでございます。  ボランティアに登録するか、しないかというのは、もちろん任意でございますけれども、登録をいただきますと、町のほうで保険の適用になるというふうには認識してございます。それに加えて、個人であるとか、地域であるとかそういうようなところで保険に入られているところもあるというふうな認識でございます。ボランティアの登録につきましては、学校長を通じて、募集といいますか、お願いをさせていただいてというような状況でございます。保険についても再度確認をさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) 以前からも教育委員会には、学校のホームページについて何度となく言っておりました。教育長も校長会等を通じて推進をこちらのほうでやっているということは十分に知っております。尽力いただいているということも知っております。ただ、実際に調べてみますと、広陵中学校、東小学校、真美ヶ丘第二小学校のホームページを見させてもらっています。それ以外は、どこも見当たらない状況で、教育長の教育委員会だよりで各校の様子を知るというような状況になっております。それでボランティアに登録しようという人も身近にも何人かおられますが、各校、地域とのつながりというならば、やはり学校行事、事業、計画、例えば広陵中学校ならば行事がどっとあります。将来的にこれは年間の行事計画が立って、このようなことが必要なんだということが分かります。もちろん教育委員会だよりも分かるんですけれども、実際にどんなボランティアが必要なのか、支援が必要なのかということは、口コミで何が必要なのということを聞いていくというような状況になっております。ボランティアの登録、地域とのつながりということならば、できるだけ情報の開示といったものをすぐに地域の方が分かるように、僕らも聞いて、何やろ、また聞いとくわということで、またそういうような二度手間、三度手間になってしまいますので、その辺につきまして、教育長のほうからも含めて、再度、ホームページ、情報の開示等については、強く推進していくと。2学期には開くとかいうような具体的なことが聞けたらありがたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 御指摘のとおり、私も毎月の校長会で必ずそれは話をしています。私は、やはり自分も校長のときはできる限りいろんな情報を発信すべきだとずっと思っておりましたので、ホームページであったり、学校だよりであったり、いろんなところ、また自分が自ら自転車で校区を回ってということもありましたし、そんなことをしてきましたので、やはり情報発信ってすごく大事だと思っています。なのに、いまだにまだ、先ほど言われたように、特に3校がまだホームページが全くできていない状況です。発信されていません。校長会のほうでもとにかく早期にということは言っています。今年度中には必ずホームページをアップしてくれと、お金も出すからということも言ってるんですけれども、なかなかそこは学校はそれぞれいわゆる情報教育の担当が大変なのか、ホームページを担当する者が、それ以上に負担がかかる部分がありまして、広陵中学校であれば、ブログ形式でやっていただいているのが教頭先生です。真美ヶ丘、西小については、校長先生が自らアップしていただいております。それから東小学校のほうは校長先生がやったりとか、あと先生方。だからそれぞれの学校に特徴はあるんですけれども、実際やっていないところがやはりありますので、そこは早急にホームページをアップしてもらうように、私も常々言ってるんですけれども、やっぱりいかに学校のいろんな情報を発信することがやっぱり子供たちや地域の人のためにとっても大事だということを言っておりますので、そのことは今後させていただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) 何回も質問をしております。教育長からも同じように強く推進していくということを聞いております。また、今年度からICTの活用の推進員というのを広陵町のほうへ配置していただいて、その推進ということを言われてましたので、これはホームページ作成にも十分にこれを活用していただけるんじゃないかと、私個人的には期待もしているわけですけれども、早急にということになっておりますので、それを待って、私としては地道に支援をしていきたいというふうに思います。  最後に通学路の件なんですけれども、私も教頭、校長時代にPTAのほうで止まれであったりとか、危険箇所の掲示板ですね、それの不具合のところを修正をして、各校区で40か50ぐらいのところを修正をお願いしたいということを町教委を通じてお願いして、修正をしているところですけれども、ただ、それ以外に例えば白線と緑のラインがありますね、通学路にずっと。あれはほとんど消えている箇所がかなりあるんです、通学、登下校の見守りをしている中で。地域の方からもこれは言っていいのかというようなことを、多分危険箇所等でこの辺のところは学校を通じて教育委員会、町にも報告はあると思いますので、早くしてもらわなということでつつかれているというか、言っておりますので、またこちらのほうとしても教育委員会にこのようにしているということを確認をしておきますと言ってるんですけれども、その辺の状況はどうでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 通学路につきましては、今御指摘のとおりラインが消えておるとか、そういうふうなところも一定ございます。答弁の方にも記載させていただいているようにできるだけ早期にもう既に出てきているところもあるんですけれども、もう一度それも含めて、夏休みまでに具体には16日、明日までには全てもう一度変更がない場合でも出すようにというところで教育長名で指示伝達というところでございます。そのことにつきまして、今お尋ねではございませんけれども、危険箇所たくさんございます。おんどり橋のところにつきましても、従前から長らく一体どうなるんだというような時期もございました。これにつきましても、夏休み明けには、横断歩道と、あと転落防止柵とか、通学のラインとか、その辺のところを早期にできるように、もう一度公安委員会のほうなかなか遅くなるのが常でございます。いろんな制約があるというところでございますけれども、そういったところも含めて再度強く申入れをしております。できるところからしっかりと対応をさせていただきたいと、そのように考えてございますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) ありがとうございます。今言ってもらいましたようにおんどり橋、それから箸尾駅の近くにあります四つ角、新しい建物が建っています。箸尾の南都銀行から真っすぐ行って、地蔵さんを右に曲がって、箸尾駅に行くときの四つ角ですね、あそこに毎朝立たせてもらっているんですけれども、通学路、すごく危険です。物すごく危険です。それから北小学校の前の道、今日、教育長にお会いしましたけれども、あそこ等もいろんなところ、各校区であると思います。点検をされているというふうには思います。区のほうで交通のいろんな関係機関がありますけれども、そこと協力していただいて、もちろん大字等も含めて地域の方は全面的に協力すると思いますので、早急に子供たちの安全を図るという取組を推進していただければと思いますので、その点よろしくお願いします。  続いて、二つ目の安全なまちづくりということについて、何点かお伺いいたします。
     BCPのことにつきましては、私がネットで調べたのは令和元年度の消防庁がやりましたことにつきまして、広陵町は全国の自治体のBCP計画の作成の状況、広陵町は完了しているということでしたけれども実際に達成した部分につきましては、ちょっと不確実な部分で私たちも確認できなかった部分を答弁していただいたというふうに思います。特に、5月23日に防災訓練を各自主防災を通じて行いまして、そのときに無線を通してやりました。ただ、それは自主防災会でうちの自治会としては区の関係機関の長を招いて、黄色いタオルを設置して安全確認をする。避難のことについては担当の人に行くということで町へ連絡をしたわけです。ただ、その防災訓練の各自治体、各大字、自治会が北小学校区については、全部参加したと思うんですけれども、ほかの区の様子、課題といったものをこういったことが意見として上がっていたから改善をしてほしいであったりとか、そういったことが今までないという状況があるんですけれども、これは示してもらえるんでしょうか。こちらから再度出してやるんですか、そこら辺ちょっとお願いします。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 失礼いたします。  5月23日の在来地区の防災訓練の件ですけれども、当初、訓練終了後に各校区ごとに自治会長2名、自治会から二、三名集まっていただいて、意見交換会という形で実施しようと考えておりましたけれども、ちょっとコロナ禍の関係で規模を縮小して実施することとなりました。そういった中で訓練のほうを実施いただいたわけですけれども、訓練の終了後に防災士のネットワークの方に集まっていただきまして、意見交換会という形で実施させていただきました。その中で各地区での訓練の様子であったりとか、課題等も出していただいた。こちらのほうにも報告を聞いております。そういったことを今回の7月号の広報紙の中でも少し取り上げさせていただきましたけれども、そこで出た意見、また区長が感じられた意見、その辺につきましても、また御協議のほうをさせていただいて何らかの形で課題等がこういうのがあったとか示させていただければというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) よろしくお願いします。  それと各区長、自治会長のほうには、一時避難的に公民館を使用という形で聞いております。一時的な避難という形で公民館を開けようというのは、自主防災会のほうでも私のところの自治会のほうでは開けるということは既に区のほうで決めております。できる限り開けようと。ただ、開けられない場合もありますので、その辺のところ、防災訓練のときにも聞いたんですけれども、あのときは無線が貸与されて、無線で対応したということがあります。質問のところにも書いたんですけれども、もし情報が不具合の場合、重要データのバックアップにつきましては分かりましたけれども、何らかの形で停電なり、不具合が生じているといった場合、無線については、うちの自治会、大字は持ってませんので、その場合携帯がつながらない、誰に連絡をしたらいいか。例えば緊急優先業務につきましては、町長、教育長、危機管理監、この三方がもし動けなかった場合、どこに連絡すればいいというようなことは、こちら側に連絡しておいてもらわないと、役場に連絡しますから、緊急の場合は。役場は、それが分かっていたらすぐに対応してもらえるのかどうか。だから情報の伝達の仕方については、町の職員が車で回るというようなことを前も聞いたんですけれども、そんな状況にあったらいいですけれども、そんな状況じゃなくて、町の職員がばたばたしているときに、町の職員はいろんなところに町民の安全を守るために動いているのにそんなことができるのかという現実的な問題がありますので、その不具合のときに、例えば無線については、各区のほうでとにかく購入してくれと、携帯が不具合の場合はここへ連絡してくれというようなことを示してもらうことはできませんか。  それと防災訓練のときには、消防団とつながっていたんですよね。ということは、あれ訓練ですから、実際にもし災害があったときも消防団につながるという把握をしてもらえる関係機関もあるわけです。それは違うやろと、でも分からないということもありますので、一体その無線はどこにつながるのと。その無線を購入して、もしもの場合は、それが最優先的につながるのであれば、一体どこへつながって、連絡、指示をもらえるのかどうか。  それともう1点は、公民館とかは一時避難場所ですので、だから避難してきました。それで例えば要支援者の場合、これはコロナ対策も何もなしに、とにかく命を守るために僕らは行きますけれども。一時避難しました。ところが公民館も一時避難ですので、そのとき次にどこへ行ったらいいですかという対応ですね、不具合のときについては、その対応も含めてやってもらえるんでしょうか。やってもらえるとは思うんですけれども、それは大字とかでやってくれということは、それはちょっとおかしいと思いますので、その辺のところをちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) まず一つ目に簡易無線機の件で御質問いただきました。今回の防災訓練におきましては、簡易無線機を使った通信訓練というのも実施させていただきました。そういった中で真美ヶ丘地区でこの無線機をかなり持っておられるところもございまして、その真美ヶ丘地区で持っておられる自治会の無線機を借りまして、萱野もそうですけれども、持っておらない大字にお配りをさせていただいて、それで通信訓練をしてもらうというようなことをやったわけでございます。今回の無線機の通信訓練では一定やっぱり効果というのはありましたので、つながることも確認できましたし、今後ちょっと全大字に簡易無線機の普及というのはしていきたいというふうに考えております。1台当たり4万円前後になっております。持っておられる地区でしたら3台から5台ぐらい今現状持っておられますので、それを全ての大字、自治会のほうに普及できればというふうに考えております。費用面もかかりますので、その費用につきましては防災資機材の補助、補助金というのを活用いただいております。2分の1の補助を出して、その補助制度を活用いただいて整備いただければというふうに考えております。当日、消防団も参加しての訓練でしたので、無線は消防団のほうで受けていただきました。役場のほうで本部を設けまして、そちらで受けていただきましたけれども、実際の災害はなかなかそうはならないとは思います。現在役場の2階に無線機のアンテナを立てておりますので、町長の横の応接室のところが本部になります。そこで各地区で持っておられる簡易無線機と通信できるという状況になっております。ただ、無線機ですので、チャンネル設定がございます。事前にチャンネルの設定をさせていただいた上で、ここの大字はどういったチャンネルであるとか、そういった取決めも必要と思っておりますので、そのあたりはまた検討の上、周知してまいりたいというふうに考えます。  情報伝達の手段といたしまして、実際の災害時、広報車で回れるのかというふうなこともおっしゃっていただいていますけれども、役場のほうでは各班体制をもちまして、どこどこのところは広報担当の班ですという各班分けをしておりますので、できるだけ情報伝達の手段としても広報のほうも活用していきたいというふうに考えております。  あと、公民館への避難の件でございます。今回、大字、自治会のほうに御協議のほうをさせていただいておりますけれども、要支援者の方が緊急的に避難されてきた場合、その後どうするのか。なかなかそういった場合に役場のほうから迎えに行って違うところに移っていただくというのも現実的には難しい面もございます。まだそこまで取決めをしておりませんけれども、そのあたりも大字のほうとも協議してまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) ありがとうございます。特に要支援者につきましては、何人かということは町のほうにも提出しておりますので、その辺のことにつきましては、何人いるのかということは大字との協議の中でタイムスケジュール的にも分かってくると思います。計画はたてることはできるかなというふうに思います。災害ですので、梅雨末期で今もゲリラ豪雨等でいろいろな各地で被害に遭っております。本町は今のところはないですけれども、いつあるか分からないときに、いや、まだ計画してないからちょっとというわけにはいきませんので、自主防災会については、うちはそれで関係機関は動きますけれども、町としては、早急に検討しますというよりも、本当にすぐにでも検討していただいて、計画を立てて、それで各自治会等にはこういったことで決まったからすぐに実行してくれというようなことであれば、これは住民の安全、命を守ることですので推進は要らんという自治会はないと思いますので、早期の対応をよろしくお願いします。  それと、続いて、自主防災会各長の名簿は持っておられると思います。自主防災会で連絡網がもし、区長、自治会長が駄目な場合、副区長、副自治会長がおられると。またそれがあかんかった場合という形で町のように町長、次は副町長、教育長、危機管理監という形の順番があるように、各区、自治会にもそれはあると思います。それは町としては把握しておられますね。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 現在、町で把握しておりますのは、各大字、自治会の代表者の方、代表者の方につきましては、固定電話と、あと携帯電話はほとんど持っておられますので、携帯番号は把握しておりますけれども、副区長であったりとか、大字だったら三役の連絡先はまだ現状把握しておらない状態でございます。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) それならば、区のBCPですけれども、もしもの場合、区長に連絡がつかない、自治会長に連絡がつかないといった場合、町からの連絡はどうするおつもりですか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 現在把握しておるのが区長・自治会長の連絡先ですので、そこに連絡はしておって、連絡がつかなかった場合、どうするのかというのも今、議員のほうから御提案いただいたところでちょっと感じました。名簿の把握といたしまして、自治会長の名簿、区長の名前等届け出していただくんですけれども、その際は、本人だけの連絡先ですので、緊急的に連絡を取る場合、区長の次は誰に連絡を取ったらいいのか、連絡がつかない場合、誰に連絡を取ったらいいのか、そのあたり把握する必要もあると今思いましたので、少しちょっと検討させていただいて、ちょっと担当課のほうで把握のほうを考えたいと思います。通常は、区長・自治会長に連絡するんですけれども、そこの連絡がどうしてもつかない場合に連絡をする相手方というのを考えたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) ということは、もし僕が言わなければひょっとしたらずっとそのままであったという危機感を抱いていますけれども。そういった様式がなければ、今聞きました知っている人らに、区長は自主防災会の会長も兼ねていると思いますので、そのところで緊急連絡先につきましても、例えば学校のときでしたら、学校長、次に教頭、生徒指導という形で緊急連絡を出すんです。緊急時、避難時のときにそれがないというのは、あまりにもおかしいので、今までなかったのが不思議なので、早急にしていただいて町のほうでまとめていただいて、情報がスムーズに迅速にいけるようにお願いします。  それと訓練のときにタイムスケジュールを頂きました、A3の大きいやつですね。あれは訓練ということですので、実際に災害が起こったときにも対応する、あのスケジュールで対応すると考えていいですか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 今回は訓練ですので、あくまでもこちら側が想定した上でのタイムスケジュールでございます。実際にそう動くかというと、そうではないと思います。そこは臨機応変に動いていかざるを得ない。今回訓練がスムーズに動くようにタイムスケジュールを組ませていただきましたけれども、実際の災害時にはそれに沿ったことではないところは考えております。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) 実際の臨機応変というのは、自主防災会の立場からいえば、大体はあのとおりのスケジュールで、緊急対策本部が設置されてというような流れは一緒であろうというふうに考えて、役員のほうとしても共通認識をしているところなんです。それが臨機応変にやってくれということであれば、これはこのことでいけるのかという、じゃあ、どうするのという、じゃあ、何かあるのかというようなことにもなりますので、その点はどうですか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) やはり訓練を重ねる、パターンを変えて重ねるというのも大事だと思います。今回タイムスケジュールでやらせていただいて、次の訓練のときは少し変えて訓練をいただく。そういったことを積み重ねて対応できるように積み重ねてやっていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) ありがとうございました。  最後に、以前に実証実験でテレビに映してということで、取組を進めていくというようなことをしたんですけれども、具体的に今現在、どのような構想を持って進めておられるのか。各ほかの自治会にもその実証実験を行って、その上でのデータを集めておられるのか、今のところをお聞かせ願えますか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 以前、議員のほうにも御協力いただいて、テレビに映る機器のほうを設置いただきました。前回は北校区、浸水を想定される区域でさせていただいて、その後、アンケート等もとらせていただいたところでございます。それから前も少しお話しさせていただきましたけれども、課長級以上の町職員全員に機器を取り付けていただいて、訓練を実施いたしました。その際、やはり課題というのもかなり出てまいりました。機器の設置の方法であったり、インターネットの設定、それ以前にインターネットがなかったらどうするのかというところもございます。今現在、その課題というのをやはり克服する必要がある。課題を抱えたままで本格運行をするわけにはいきませんので、そこを今精査しているところでございます。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) ありがとうございます。また取組を進めると思います。命を守る取組でもありますので、よろしくお願いします。  もう1点だけすみません、地域担当職員なんですけれども、私としては、地域と町とのパイプ役というふうに考えております。今のように緊急連絡とか、防災訓練であったりいろんなところで、こういったことについては、地域担当職員がいるならば、それとうまく連携を取って町のほうへ行くと。それから緊急連絡先についても、うちではこのような緊急連絡になっているから町のほうへ連絡を頼むといったこともできると思います。そのことによって、地域とのつながりもちょっとずつであれば前進していくと思うんですけれども、実際に地域担当職員と話をしたところ、庶務というか、雑務というか、何かこれを手伝ってくれというようなことをやっているというような、例えば自治会等の中で、地域担当職員の位置づけといったものがはっきりしていないんじゃないかというふうに思うんですけれども、私が今言ったように地域の中で必要なこと、課題とかがあれば、地域担当職員を窓口に町の方へ、最終的には町長のほうにそれは伝わるというような体制であると、その位置づけであるというふうな認識でよろしいですか。 ○議長(吉村裕之君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 地域担当職員についてのお尋ねですので、私のほうからお答えさせていただきます。  議員が今おっしゃっていただいたような位置づけで間違いないところでございます。ただ、こういった災害時に地域担当職員の動きとしてどうなるのかというところがございまして、その際に災害が起こったときに真っ先に地域に行くのかという動きにはならないと思います。まずは町の機関として集まれる人間が集まって、そこからまた地域の被害状況を確認に行くというような、恐らく流れになってくると思います。ただ、地域担当職員がこういう地域で行われる防災訓練、地域の方々がどういう動きを災害時にされるのかということを把握していないということは問題があると思います。ですので、こういった訓練の際には、地域の方がどういう動きをされているのかというのをちゃんと地域担当職員が確認をした上でそれをもし万が一災害があった際には、地域がこういうふうに動いておられるというのを理解した上で、現場に入っていくというようなところで今のこういう訓練の際の地域担当職員の役割というものを位置づけております。それも含めて議員がおっしゃっていただきましたように、地域とのパイプ役であるという位置づけについては変わりのないところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) 岡本議員! ○11番(岡本晃隆君) ありがとうございました。いろいろ質問をしました。教育、安全面に関して大事なことですので、これからもできる限り、私としても微力ながら応援、支援をしていきたいというふうに考えております。御答弁本当にありがとうございました。これで質問を終わります。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 失礼いたします。  岡本議員さんのボランティア保険、今の時間帯でちょっと確認をさせていただきました。全国社会福祉協議会のボランティア活動保険というものがございまして、そちらのほうに町のほうから加入をしておると。当然に活動をしていただいたときのけがであるとか、最悪の補償といいますか、それにつきましても万が一のときには最悪の場合は1,000万円というような死亡の保険金等もついておるというところで答弁の補足とさせていただきます。  以上でございます。ありがとうございます。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、岡本議員の一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。     (A.M.10:53休憩)     (A.M.11:00再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、14番、八尾春雄議員の発言を許します。  14番、八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 14番、八尾春雄でございます。今日はたくさん傍聴をありがとうございます。  1921年7月1日は中国共産党の創立記念日でございました。先日、天安門前広場で100周年の記念行事が行われたようでございます。我が国の政権と自民党、公明党はかの党に対してお祝いのメッセージを送ったそうであります。香港の問題や新疆ウイグル自治区の問題や南シナ海の国際法無視のことなど大変心配をしておりまして、およそ共産党に値しない政党だと思っておりまして、日本共産党は何ら対応いたしておりません。そのことを明確にした上で質問に入ります。  今回は5つの質問を準備をいたしました。  横峯公園でのペット連れの散歩について。  近隣公園として30年余り利用されている横峯公園は、地域の皆さんに親しまれている。住民参加のワークショップを経て、樹木の計画的な配置・育成に取り組み、地元住民からも歓迎の声が上がっている。  ①町は公園法にも広陵町公園条例にも定めがない内容を看板で告示し、ペットについて、「ペットを連れてこないように」との呼びかけを行っている。一方、愛犬家各位は動物愛護管理法や環境省からのメッセージを受け止め、他の公園利用者の妨げにならないよう、冷静で配慮ある行動をとっておられる。中にはよその犬のふんの始末をしている方もある。看板の表記を実態に合わせ、かつ法令の定める内容に変更してはどうか。  ②看板の表記を根拠に「公園ではペットは禁止だ」と大声を出し、公園利用者を威圧罵倒する事件が発生している。またこの人物は度々町職員に対して「やる気がない、能力がない」などと根拠のない攻撃をしているとの指摘もある。どのように対応したか。また今後どのように対応するのか。  大きな2番目でございます。  コロナワクチン接種の明確な遅れについて。  6月21日から85歳以上の方にコロナワクチンを接種を開始するまで、広陵町は接種率7%台を低迷し、県内自治体の最下位となって、住民から心配する声や、不熱心な町の取組を非難する方も現れ、このまま放置できない。また、政府が示したように、7月末までに65歳以上で希望者全員の接種が終えることが目標などといって標榜し、接種遅れの根本を反省しない態度を取っている。  ①町内で開業している医師(医療法人を含む)に対して、いつ、どのように協力を要請したのか。申入れ文書を開示してほしい。交渉のやりとりはどうであったか。  ②町内で開業している医師は何名か。協力を表明した医師数、条件付で協力を表明した医師数、協力できないと表明した医師数、返事をしなかった医師数を明らかにしてほしい。  ③今後の接種の取組について明らかにしてほしい。  大きな3番目でございます。  中央公民館の建て替えについて。  公民館建て替えの運動団体から議会議員に対する懇談の申入れがあり、去る6月24日意見交換を行っている。議会が全会一致で採択した請願であり、現時点で議員から見直しの声等は全く出ていない。  ①国からの補助金をどこからどのように調達できるか調査したか。社会教育・防災・住民自治などの分野で使える補助金制度がないかどうか、他の自治体の事例なども研究したのか。その結果はどうであるのか。また、町の調査結果について審議会にその内容を報告したか。  ②少子化が公共施設の今後を検討する上でキーワードとなっているようだ。また去る7月2日、議会全員協議会で配付された広陵町公共施設長寿命化(保全)計画との中では、どのように位置づけているのか。  大きな4番目でございます。  小学校・中学校の学級定員改善について。  令和3年3月31日、参議院は、小学校全学年の学級人数上限を現行の40人から35人に引き下げる改正義務教育標準法(正式名称は、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律)を全会一致可決し、成立した。小学校全体で学級規模を縮小するのは40年ぶりとのことである。  ①この改定が実施されても段階的な実施のため、現在の3年生以上は卒業まで40人学級のままとなるが、町としての独自の手だても検討しているとのことである。今後の見通しを明らかにしてほしい。特に中学生は対象外となっているが速やかに対象にしてもらいたい。  ②義務教育標準法第15条で(教職員定数の算定に関する特例)が定められている。この活用で必要な教員確保を行ったことがあるか、あるいは行う計画はないか。  大きな5番目でございます。  町立図書館に故人の蔵書の寄附を受け入れることについて。  郷土史家坂野平一郎氏が亡くなり、遺族が保管している資料(史料)が7月24日・25日に町立図書館で披露される。同氏をはじめ、多くの町民の活動で、多数の古墳が開発の中でも守られたことは我がまちの町名の由来にも関わり、大きな意義を持っている。  ①当初「坂野文庫」(仮称)として図書館に蔵書として保管してはどうかとの提案は図書館側の事情で了解されなかった。個人名を冠したコーナーの設置はしないとの方針か。  ②いわゆる終活でテーマになるのは、食器・被服・写真とともに書籍・史料と言われる。代替わりでその値打ちが分からない場合もあり、図書館が適切に関与して、いろいろな方法があるので書籍・資料・史料の散逸を防ぎ、郷土の宝として保全を図ってはどうか。  以上でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 八尾議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目の横峯公園でのペット連れの散歩についての御質問でございます。  一つ目の公園内看板の表記を実態に合わせた内容に変更してはどうかとの御質問につきましては、議員御指摘のとおり公園で犬などのペットを散歩させてはいけないという法律や条例はございません。しかしながら、公園を利用される方には、犬などのペットが好きな方だけでなく、犬などのペットが怖い方、嫌いな方もおられます。また、一部の飼い主によるマナーに反する利用が見受けられ、ふん尿の不始末やそれに伴う不衛生な状態は、公園における禁止行為を規定する広陵町都市公園条例第5条各号のうち、第1号の都市公園を損傷し、または汚損することに当たることから、多くの方が利用される公園では、「犬などのペットを連れてくるのはやめましょう。」と看板によりお願いをしているところでございます。しかしながら近年、議員が認識されておられますように、飼い主のマナーは向上しているように私自身も感じているところでございます。また、本町では、香芝警察署と合同で犬の散歩に合わせて地域の見守り活動を行っているわんわんパトロール隊の応援や、災害救助犬の出動に関する協定の締結など、犬との関わり方も変わってきております。  こうしたことから、現在の公園利用、また、今後の公園利用について、住民の方の意見を聴きながら、より多くの方が安全に、また安心して利用できる公園となるよう看板の表記内容についても検討を進めてまいります。  二つ目の公園利用者に威圧的対応する人物にどのように対応するのかとの御質問につきまして、威圧的な対応をした方、威圧的な対応をされた方と、それぞれ別の日にお話をする機会があり、そのときのことを聞くことができました。住民同士のトラブルは非常に残念なことでありますので、私からは両者に住民同士仲よくしていただくようお願いしたところでございます。  2番目のコロナワクチン接種の明確な遅れについての御質問でございます。  一つ目の町内医師との交渉の状況について、お答えいたします。  町内医師には、令和3年2月15日付、事務連絡、「新型コロナワクチン予防接種実施に係る協力依頼について」と題し、けんこう推進課長名により、文書での依頼を行いました。まだまだ、方向性が不透明な時期ではございましたが、優先接種対象者である高齢者への接種を集団接種で進めていく方向で検討しており、御協力のお願いをしたところでございます。3月10日に開催されました地区医師会の会議の席上におきまして、私と、副町長から重ねてお願いをさせていただきました。以前から、保健事業等におきましても、地区医師会とは協力体制にございましたので、救急体制や接種の進め方、医師や看護師の協力体制について、順次協議を重ねておりましたが、一堂に会していただける機会を取ることができず、個別に御意見を伺い、集約をする形となってしまいました。  次に、町内医師全体に文書でお願いいたしましたのは、4月25日の会場シミュレーションの依頼でございます。それ以降は、会議の席で医師会側からもFAXで行うという要望があったこともあり、日程調整は全てFAXで行っております。  次に、二つ目の町内の医師数についてお答えいたします。  町内の医療機関数は19か所、健診センターは1か所でございます。医療機関に数名所属されている場合もございまして、地区医師会として御協力いただけるということでございました。1か所は透析専門の医療機関でございますので、かかりつけの患者さんについて高齢者から接種を実施していただきました。また、眼科医さんについては、情報提供のみとし、依頼は行っておりません。開業されていない医師の協力を得ることもできており、現在18名の医師の協力が得られる状況でございます。協力できないという方や返事がなかった方はございません。
     最後に、三つ目の今後の接種の取組につきましては、7月中旬から受入れ可能な医療機関での個別接種を開始いたします。また、59歳以下の方の集団接種につきましては、さきに坂口議員、岡橋議員にお答えさせていただいたとおり、ワクチン配分の状況を見ながら、8月、9月におきまして、接種を計画してまいります。  3番目の中央公民館の建て替えについての御質問でございます。  新しい施設の建設におきましては、有利な補助制度や起債などの活用が求められることは言うまでもありません。補助や起債におきまして、対象施設やその整備内容について、該当するかどうかなど、総合的に検討し、最も有利なものを充当していくことが求められます。  検討委員会では、社会教育施設としての公民館機能を持たせつつ、歴史資料館や子育てに関する機能を持った複合施設を前提として議論が進められているところでもあり、それぞれの方向性や内容によって、それらの適用の可否や条件が異なってまいります。現在、事務局では補助制度や有利な起債の活用だけでなく、各種維持管理コストなど、公共施設マネジメントの観点からも、他の先進的な事例や手法も参考としながら総合的な調査研究を進めております。  今後の予定といたしましては、今年度の審議会におきまして、ソフト面、ハード面の両側面からの議論を展開することとしており、人的、場所的、財政的な制約等、その時々の様々な条件も含めて検討委員会でお示しし、より具体性のある議論を進めてまいりたいと考えております。  次に、少子化の進行は、人口、特に生産年齢人口の減少と高齢化を通じて、地域社会の担い手の減少、現役世代の負担の増加、行政サービスの水準の低下など、社会経済に多大な影響を及ぼすことが懸念されます。平成27年度に策定いたしました広陵町人口ビジョンでは、ゼロ歳から14歳までの年少人口は、減少から2025年に増加に転じるものの、再び2040年から減少すると予測しております。また、15歳から64歳までの生産年齢人口は、減少し続ける傾向となっており、本町の総人口は2060年には約3万人になると予測しております。少子高齢化の進行による人口構造の変化に伴って、公共施設に求められるニーズも変化し、今後、町内の様々な公共施設におきましては、一つの機能にとらわれず、より多くの人が利用しやすい施設となるよう見直す必要があると認識しております。  このことから、全庁的に公共施設マネジメントを進める指針とプランニングの方向性を明確にするため、広陵町公共施設長寿命化(保全)計画を策定したところでございます。当該計画では、広陵中央公民館(かぐや姫ホール)は、築年数47年と老朽化が進んでおり、長寿命化により機能向上工事と併せて既存不適格是正工事も必要となるため、「今後、必要となるコストや利用実態を踏まえた対応方針が求められます。」としております。  また、現在、広陵町の公民館建替及び文化芸術の振興のあり方検討委員会におきまして検討がなされておりますので、当該委員会での御意見を踏まえながら、引き続き検討していくこととしておりますが、さきに説明させていただいた、広陵町公共施設長寿命化(保全)計画で明らかなように、中央公民館、役場庁舎、グリーンパレス、中央体育館の老朽化が進行著しいところであり、建て替え、複合化、リノベーション等の方針を私の任期中にまとめたいと考えております。  4番目、5番目は教育長がお答え申し上げます。私からは以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 八尾議員さんの4つ目、5つ目の御質問にお答えをさせていただきます。  まず4つ目の小学校・中学校の学級定員改善についてでございます。  定員に関して一つ目の御質問の現在の3年生以上の40人学級の推移についての見込みと対応については、さきの令和3年3月議会で堀川議員の御質問でも答弁をさせていただいております。令和3年度の基準となる小学校1年生と2年生は、奈良県では既に35人学級の対応となっております。全国的に令和4年度以降、段階的に35人学級となっていきますが、現時点で本町における児童数を確認した結果としては、各校、各学年で35人を超える学級はなく、3年生以上の学級におきましても、35人体制の学級編制ができる状況であり、この学級編制を維持してまいりたいと考えております。  中学校におきましては、現在35人を超えている学年は広陵中学校3年生と真美ヶ丘中学校2・3年生となっております。今回の学級編制の改正には御認識のとおり中学校は対象となっておりませんが、今後必然的に、学級編制の検討は必要となってくると考えております。その際には、奈良県からの教員配置基準及び少人数加配基準なども考慮した上で町独自の加配も検討してまいりたいと考えております。  次に、二つ目の義務教育標準法第15条の定めを活用した教員確保につきまして、本町単独でこの特例を活用しての配置は行っておりませんが、奈良県としての活用におきまして、栄養教諭の配置や障がいのある児童生徒に対する指導体制の整備としての加配を行っており、本町としてもその恩恵を受けている状況でございます。  その他の教員確保といたしましては、小学校におきましても専門的な知識または技能に関わる教科として音楽、家庭科、図工、英語などの加配が認められており、本町としては家庭科や音楽の専科講師として非常勤講師を配置しております。  今後につきましても、専科指導教員制度を活用し、算数や理科など、また、その他の教科におきましても教員の確保を図るとともに、子供たちに質の高い教育を提供し、きめ細かな指導につなげてまいりたいと考えております。  5つ目の御質問、町立図書館に個人の蔵書の寄附を受けることについての御質問にお答えをさせていただきます。  一つ目の御質問です。  まず冒頭に、図書館法を遵守するための日本図書館協会の図書館の自由に関する宣言には、図書館は国民の知る自由を保障する機関として、資料と施設を提供することが最も重要な任務であると明記されております。求めに応じられるように、できる限り広く偏らずに資料を収集しておく必要があり、ここに資料に関する図書館の中立性の原則が存在いたします。申すまでもなく、予算には一定の限度があるため、無制限に収集をすることはできず、おのずと選択が加えられるのも事実でございます。だからこそ資料収集は自由公平な立場でなされなければなりません。それゆえ特殊な理由がない限り、ある種の資料を特別扱いすることは望ましいことではないと考えております。  加えて、空間の制約があることからも、公平中立であるべき図書館として、現状は個人名でのコーナーの設置はしない方針でございます。何とぞ御理解いただきますようお願いいたします。  次に、二つ目の御提案でございますが、町レベルでの図書館の主な使命として認識していることは、町民に対して最新の情報を提供することでございます。一方、貴重な郷土資料を保管していくことも大事な責務ではございます。図書館司書は自館の図書については熟知しておりますが、例えば古文化資料という1分野におきましては専門家ではございません。幅広い分野がある中で、それぞれの貴重さを判断するだけの知識を持つ人員の問題もございます。寄贈本の受入れに当たっては、情報を整理し、図書を良好な状態に修復し、利用できるようにデータ入力するなど、一般供用までには大変な作業量が必要となります。  書架の容量、資料の整備保管作業にかかる人員等の面から、寄贈いただいた本が配架に至らないことが懸念され、寄贈のあった貴重な資料が段ボール箱に入れられたまま廃棄されるなど問題となっている自治体の事例もございます。広陵町では一般の寄贈の際には、移管後の取扱いについて図書館の判断に一任すること、最終的には廃棄することもあり得ることを了承していただいてから受け付けているのが現状でございます。  これらのことから、現状、様々な要因の制約があり、いわゆる終活として持ち込まれる図書を図書館で全て管理運用することは大変困難であると言わざるを得ません。貴重な郷土資料をどのように保管するべきなのかは、今後、町の歴史学習会などの中で研究するべき課題であると考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 答弁ありがとうございました。  では、順番に聞いてまいります。今回もパネルを用意しましたので見てください。  横峯公園に立っている掲示板がこれであります。ちょっと読みづらいんですけれども、「犬などのペットを連れてくるのはやめましょう。」とこう書いてあります。公園管理者の名前で出ているわけです。公園管理者は町長ですから、町長が呼びかけをすると。答弁にもありましたように、法律でペットを連れてくるのは禁止だという定めがありませんから利用される方に対して、公園の適正管理を得る上で、これは大事なことなんじゃないかということを呼びかけをしていただいているわけです。実は、この法律ですね、動物愛護管理法、それから環境省からのメッセージも調べてみましたけれども、実際に何が大事なのかといったら、環境省は三つ言ってるわけです。一つは、ほえ声が他人の迷惑にならないように注意しましょう。だから大型犬などでわんわんほえたりするといかんから、口輪をしますわな。それからふん尿の始末は必ず行いましょうと。ちゃんと拾って、あるいは尿であれば水で流すとかしましょうねと。屋外に犬を連れていくときは、必ずリードをつけましょうと、こう書いてあるわけです。ひもをつけてくださいよと、放し飼いは駄目ですよと。昔の話で、私が5歳のときに、二つ下の弟が近所の飼い犬に放し飼いの犬にがぶっとかまれたことがありまして、最近そんな飼い犬はいませんよね、ほとんどいませんよね。大概リードをつけておられます。だから飼い主は大変注意をして、道路の散歩をされるんですが、横峯公園も通過したいと、こういう要望を持っておられるんですが、それが看板があることによって、何か自分が違法行為でも犯したかのように思われるのは嫌だなと、こういうことで相談があるわけです。ですから、人が歩いていたら、犬を飼っている人がちょっと脇にのけて注意したらいいでしょうということを言ってるので、この三つを中心に看板を書き換えてもらえませんかということをお願いをしたわけでございます。  それともう一つ、広報こうりょうでございます。5月号に、24ページに身体障がい者補助犬貸与希望者募集と書いてあります。身体障がい者の方に犬が役に立っているということを町がアピールしてるわけです。それに加えて、今度は6月号で広陵町・一般社団法人救犬ジャパン、災害救助犬の出動に関する協定書締結式というのが行われて、犬に人の命を救ってもらおうということで広陵町が協定を結んだと、なかなかいいことをしているねと、こういうふうになったわけです。犬ともう少し共生するということを考えたらどうかというふうに思うんですけれども、そういう視点で犬が好きな人もいれば、嫌いな人もいるなどというような段階はもう既に終わっております。この看板が設置されたのは30年以上も前の話でありまして、道路にはふんが随分落ちていた。そんな時代に立てられた看板がそのままの状態で今日まで引き継がれているんですけれども、状況が改善されているわけだから、それにふさわしいように、何もふんして、そのままにして構いませんよなんて言う必要はないんですよ。ちゃんとふんは回収しましょうねと書いたらいいんですよ。そういう表示に変えてもらえませんかということのほうがむしろ現実をきちんと踏まえた方針になるんじゃないですかということを言ってるんです。どうですか。 ○議長(吉村裕之君) 中川理事! ○理事兼事業部長(中川 保君) 議員御指摘のとおり、犬を飼われる方のマナーもかなり向上しているというふうに町長の答弁でもございましたが、そのような状況も踏まえながら、犬の飼われている方の気持ち、それから犬が嫌いな人の気持ちもありますが、最大多数の幸福というんですか、より多くの方が安心して楽しく公園で遊べるような形というのを目指して、今御指摘の看板の内容については検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 検討ということは、変えることもあるけど、存続ということもあるよということで認めなさいということだけど、ちゃんとやっぱりしてもらわないと、これは状況が、独自の努力をしている方たちもあるわけだから考えてほしいと思います。  それで御相談を承ったときにびっくりするような話が出たのが大声で罵倒をするという、こういう方がおられるという話でございます。町長の答弁では、この方も何か町長室で会われたんですね、うなずいておられますから会われておるようです。罵倒というのがどんな罵倒なのかというのを被害を受けた方から私聞きましたので、議長すみませんが、ちょっと1回試しに罵倒の中身をここで1回やってみたいと思うんですけれども、お許しいただけないでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 質問の趣旨に必要な行為ということなんでしょうか、八尾議員。 ○14番(八尾春雄君) そのとおりです。そのほうがリアルに分かっていただけるんじゃないかと思います。 ○議長(吉村裕之君) 質問の趣旨に反しない範囲で許可しますが、しかし議場であるということと、傍聴者が多数おられますので、表現に当たりましては、言葉、行為、声量、ちょっと配慮していただくということと、演技に当たりまして起点終点きっちりと区分してください。 ○14番(八尾春雄君) 今からやってみますけど、聞こえますね、大丈夫ですね。一つの事例ですけど、こんな感じだそうです。  「おい、あの看板読んでないのか。犬みたいなもん、連れてくんな」と罵倒するんですって。これで終わります。私みたいなおっちゃんでしたら、あんた何言うてるのと聞きますけど、かよわい方はびっくりして、公園に行けなくなっちゃったと、こういう方もあるので、少なくとも、もしそれが不満だというなら、もしもしと、犬を連れてこられている方はすみませんけど、ちょっとここは控えていただくようにお願いしている場所なんで、何とかお考えいただけませんやろかと、こういうふうに穏やかに言うのであれば、何も愛犬家の方は心配しないですよ。だけどそんなこと言うから、びっくりしちゃってこんなんになる。これについて、愛犬家の方と協議されたときに、町長はもうはっきり言いますけど、これは人権問題だというふうに言われたんですね。なぜそんなことを言ったんですか。人権問題だと。覚えてませんか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) ちょっと反問権で申し訳ございません。 ○議長(吉村裕之君) 許可します。 ○町長(山村吉由君) 愛犬家がそうおっしゃったということですね。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 愛犬家の方から承ったところによれば、町長の口から、これはそうなると人権問題になりますねということを質問されたそうです。だからそういう認識に立たれたのかなと思っております。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 状況によっては本当に人格を否定するような言動があるとやはり人権を損なうということにもつながるおそれがあるという意味で、人権問題にもつながるおそれがあるということも申し上げました。また、警察沙汰にするという話も双方からございましたし、そういうことにならないようにお互いの立場を尊重しながら対応していただく。平和に暮らしていただくということもお願いをしておりますので、そんなに人権を振りかざすとか、憲法に権利があるとか、そういうことを言ってしまうと、全てが収まらなくなりますのでお互いしっかりよく話合いをしながら、お互いの立場を理解していただこうという思いで申し上げたところでございます。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) そういう危険のある行為だということを認識されたらいいんですが、大声を出す方はしょっちゅう警察に連絡をしてどうしたものかと、こういうことに地域ではなっているそうでございます。大変私も心配をしております。この方も地域で引き続き生きていけるように、生活ができるようにしてもらいたいものだというふうに思っているわけでございます。  副町長にお尋ねしますが、私、これ人権擁護委員の係の住民課を通して御相談をしたことがありますね。その後、何か動きをされましたか。 ○議長(吉村裕之君) 松井副町長! ○副町長(松井宏之君) その件に関しましては、人権擁護委員でありますシルバー人材センターの森川理事長のほうから私のほうにちょっと御相談がございました。その内容につきましては、今詳しくというか、それは八尾議員のほうから直接理事長のほうに御相談をされたということで、そういう相談があったということだけの相談でしたので、内容につきましては、詳しい内容というのは、そこまで把握をしておりません。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) それでは、これはこれで結構です。そういう問題が発生しておるということを認識をいただいたらいいと思います。  二つ目にいきます。コロナワクチン接種の明確な遅れについてであります。  私、7月5日の10時にさわやかホールに行きました、ワクチン接種でね。その日に来てくださいと言われたから行ったんです。ところが接種できませんと。どうしてですかと。医者が来ておりませんという説明がありまして、急遽待っておられる方に町長が頭を下げているところであります。たまたまでございます。私、別に狙い打ちして行ったわけじゃないです。そんなことになっているんですね。しかし、これワクチンの接種の本部は、町長ちゃうでしょ、松井副町長ですね。これ副町長がおられるんだったら、副町長が皆さんの前で謝るか、あるいはその前段として係でございます福祉部長である北橋さんから、今日は申し訳ないことでございますと謝るべきでなかったのかなと思うんですね。そういうことを副町長も町長も実務に対して、きちんと事前に確認を取るという作業が怠っているのでこういう問題が起きているんですね。だから部下に対して適正なる指導をしていないんじゃないかと私は疑っているんですけれども副町長、どうですか。 ○議長(吉村裕之君) 松井副町長! ○副町長(松井宏之君) 7月5日の件に関しましては、朝から部長のほうから電話をいただいて、初めてそういう先生が来ないという確認ができたということで、急遽、町長と二人現場のほうへ走ったというところでございます。その辺の謝罪につきましては、私どもどういう状態でなったと聞くまでに医者の手配をしなければならないということで、私がその後、国保のほうに走ったというのが現状でございます。町長のほうはその間、代表ということで謝罪をいただいたということで、その辺につきましては、町長が謝罪、私は医者が来なかった分の手だてをするということでいろいろ走ったということで御理解いただけたらと思います。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) だけどね、あれだけ広陵町がべたべたで毎日の放送でも10%に到達しないと、どうなっているんやと。我がまちは恥ずかしいぐらいの思いをしているということで住民の間で話題になっていた、その最中に、いよいよ6月21日から始まったということだったら、よほど重要な事業であるという認識の下に、確実にこの仕事をなさなければならないと。もし、申し訳ないけど、北橋さんが実務上、そういうことがあまり得意じゃないというんだったら、毎日毎日、北橋君、ちゃんと正午には自分のところに来なさいと、報告を全部やりなさいということだって具体的に指導せなあかん立場ですやんか。そういう認識になってなかったんですか。 ○議長(吉村裕之君) 松井副町長! ○副町長(松井宏之君) 当然今御質問あったように、その都度、やはり一番大切なのは、接種と、それから接種する側の医者の確保というのが一番肝腎というところでございます。その辺のことにつきましては、必ずそういう体制ができているということで体制のほうは担当のほうに任せていたという部分はございます。その辺につきましては、私本部長でありながら、その辺の十分な確認はできていなかったというのは、ここで改めておわび申し上げます。その中で、それ以後に関しましては、遅いですが、弁解になりますが、きちっとした形で確認を取らせてもらって体制のほうは整えているというのが現状でございます。たまたまこの5日が当然、予約をしているものということで、ワクチンのほうは進めていた中で、ちょっと食い違いがあったというところでございますので、それで御了承をいただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) もう少し具体的に言うと、5・6・7日で医師の手配をしていたと思っていたが、実際には7・8・9日だったと、こういうことですね。手を挙げたので何か言いたいんだと思いますが、北橋部長も一言コメントしてください。 ○議長(吉村裕之君) 北橋福祉部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 本当に最終的に私の確認不足により、こういう事態になったというところで、当日、それぞれに医師の、どうしてもその日来ていただく方に接種をしていただきたいという思いから医師の段取りをさせていただいておりました。ただ、本当にその場でいろいろな連絡事項が十分に伝わらないというところがございましたので、発信をさせていただく時期等が遅くなっておりましたのは私のほうで反省をさせていただいております。大変申し訳ございませんでした。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 私、今回の質問で医師の対応はどうだったのかということを聞いております。これ聞きようによっては医師の側が非協力的で問題だというふうに主張しているように聞かれる方もあるかもしれません。私はそういう趣旨で言っているわけではない。医師に対して日常的に広陵町の医療行政に対して協力してもらいたいということをきちんと申し述べて、円満な関係を築く努力しているんですかということを聞きたいのでそうしたわけです。広陵町のホームページに町長への手紙という制度がございます。この間、急増しております。令和3年に入ってから。今18まで私確認しましたね。半分以上がコロナワクチンの問題でございます。恐らく医者ではないかと思われる方の投稿もありまして、奈良県からの研修医の応援も既にいるはずですと。中身は御存じのようですね。だから医者としては、医者が来なかった、来なかったなどと言って、医者が非協力的ですっぽかしたんと違うぞ。私らは一生懸命やっているんだと、こういうこともちゃんと認識した上で対応してもらいたいと、こういうことを言ってるんだろうと思います、この町長への手紙はね。やっぱり事実、そのとおり言っておかないと、これから広陵町の開業医の皆さんと、広陵町の医療行政がきちんと円満にやっていくということはできませんので、その点御配慮をいただきますようにお願いしたいと思います。  次に、参ります。公民館であります。  それで、実は今度の議会の一般質問の通告書は7月5日に出せとこうなっていますね。それで7月2日全員協議会だと招集がかかって、これが出てきたんです。それで109ページあるんですが、私95ページは何とか読んだんですけれども、あとどうしても時間的にちょっと足らないので読めなかったんです。それで89ページ、議員各位もお持ちであれば広げてもらったらいいんですが、89ページにこんなことが書いてあります。「広陵中央公民館かぐや姫ホールについては、現在広陵町の公民館建替及び文化芸術の振興のあり方検討委員会が設置され、検討がなされているところです。築年数47年と老朽化が進んでおり、長寿命化には既存不適格部分の改修も必要となるなど、今後必要となるコストや利用実態を踏まえた対応方針が求められます」と問題を提起したことは確認ができました。ところが問題はこの後でございます。町長は今度の所信表明で、8ページにこういうことを書いておられます。「中央公民館の建て替えにつきましては、私の任期中にめどをつけたいと考えており、公共施設等総合管理計画を踏まえながら各方面と協議してまいります」と、こう言ってるわけです。めどをつける。なかなか微妙な表現になっておるわけであります。それで先ほど申された答弁の中身で町長はいろいろ言ってるんですけれども、結局めどをつけるというのは、令和7年の6月までが任期なわけだから、それまでの間に、私は建て替えについての予算をきちんと提案して、議会に判断してもらいますよ、そこまでいきますよということをこの所信表明で言っておられるんですか、それとも違うんですか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) めどという言葉は明確でないという御指摘でございますが、予算を確保して皆さんにお示しするというのもめどでございますし、計画書を確定させて、その計画書に基づいて事業を進めていただくということをしっかりお示しするというのもめどでございますので、建て替えそのものを複合化する方向になろうかと思いますが、そういったことをしっかりと方針を立てる、予算の確保もするということをめどを立てた上で皆さん方にお示しするということでございます。その結果、また議会で御判断いただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 答弁書にはこう書いてあるんですよ。「中央公民館、役場庁舎、グリーンパレス、中央体育館の老朽化が進行著しいところであり、建て替え、複合化、リノベーション等の方針を私の任期中にまとめたいと考えております」と。方針を私の任期中にまとめるということと、めどを立てるということと一致するのかなと。しないんちゃいますか。それは個人のところで覚悟を決めるというだけのことだから。今度の審議会の中に、もっと事務方を担っている町の側がもっと具体的なデータとか提案など、資料などを議員各位に対して示すということが事実上なされていないということが問題なんじゃないかと。  そこで一つ提案なんですけれども、吉田部長、すみません、県庁に研修ということで行かれた時期がありますね。うなずいておられます。県の仕事がどんな仕事なのか学習すると同時に、県庁の職員ともそれなりに親交を深められて、いろいろな問題でその後も問題が起きて自分のところで処理ができないときにちょっと教えてくれと、困っているねんということも何度かはあったんじゃないかと思います。町長が知事に聞いたら格好悪いですから、部長のところでお知り合いのこういうことに詳しい方をちょっと紹介してくれないかということで頼んだりして、それで必要な国からのお金をどこからひっぱれるのかということをちょっと調べて教えてくれんやろかということでお願いされるということだってあるんじゃないかと私思っているんですよ。どうですか、していただけませんか。 ○議長(吉村裕之君) 吉田総務部長! ○総務部長(吉田英史君) 私も1年間県に研修に行かせていただきました。職員の中でも県に研修に行った職員はたくさんございます。研修に行ったときに、県の方とのつながりというのも大切にしておりました。そのつながりにつきましては、今現在も続いている方もいらっしゃいますし、何か困ったことがあった、相談したいことがありましたら県庁に出向いて相談させていただくことも今現在もございます。それは、各個人個人のつながりも各職員もたくさん持っておりますので、そのあたりで相談をさせていただくということは可能でございます。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 可能だとは言うけれども、やりますとは言われないわけで、そこまで私答弁を今日は求めません。お隣でにこやかに笑っておられる奥田部長もたしか県庁のほうで研修をされたというお話を承っておりますから、例えば協力して、おい、誰に頼んだらいいかなと言って早速やってもらえませんか。そのときに町長の名前を出したらあきませんで。町長の名前を出したら最終責任者ですから、それで決まりだというふうになるから、根回しとしてそういうことだってやってくださいねということをやっぱり考えてみるべきじゃないかと。それを審議会のメンバーのところに、これはまだ議題にはしません。話合いには入りませんけれども、調べた結果、こういうことが可能だという、そういう資料は提出をして議題にしてくださいということでお願いすれば、これは建て替えに向かっていよいよ町も頑張ってやっているなと、こういうふうになるんですけれども、そういうことを全く取り組まないであり方検討委員会だけを先行するということになれば、時間稼ぎになっておらないかと不安になると思うんですけれども、今度は奥田部長どうですか。 ○議長(吉村裕之君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) まず前段のところ、いわゆる財源の話をしていただいたかと思います。これについては、吉田のほうも申しておりましたけれども、私も含めて県のほうに研修期間等もありましたので、県の職員の方、存じております。いろいろな有利になる財源ですね、県を通じて、また国等のほうにも問合せしながらできる限り町の一般財源を少なくして施設を整備するというのは、これは基本原則でございます。ただ、一つそこで問題になってきますのは、今後その施設を建てるとなれば、50年、60年、場合によっては80年もっていくわけです。今の補助制度を活用しますとどうしても補助の縛りというものが出てきますので、30年、40年たったときに、その社会のニーズであるとか、そのときの使われる方々のニーズに沿うたような公共施設であり続けることができるのかというのは、これは疑問が残るところでございますので、そういった財源の確保の仕方というのは、従来型のそういう県であるとか、国の補助以外に、やはりしっかりと民間資金を活用するようなやり方も入れて、複合化を図るというのは適切であるというふうに考えております。前段の部分はそのあたりでよろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 予期しない答弁をして民間資金などと言われましたけれども、それについては別途議論をする必要があると思います。  これ町長、配れたんですね、この間の町長選挙の前にね。うなずいておられますから。これ、しかし発行者が書いてないんですよ、発行人不明、怪文書でございます。この中に中央公民館の建て替え問題には一切触れていない。だからよほどやる気がないのかなというふうに住民は感じているところであります。だけども事務方がしっかり調査をして、数字も含めて見通しも明らかにして、問題点も明らかにして、審議会のメンバーに議論してくださいよというふうに提示すれば、それはまたそれで道筋が光るんじゃないかというふうに思いますので、ぜひ御尽力をいただきたいと思うものでございます。  4番目に行きます。35人学級です。  隣の河合町で、国は令和3年度から2年生が35人、来年が3年生まで35人と順繰りに上がっていくという、こういうことが決められたんですが、河合町では令和3年度から町独自の施策として35人学級を国に先行して実施すると、こういうことを言ってるわけです。第二小学校の当該学年は、町費講師増員で20人台のクラス編成になる予定ですと、こういうことを議会で答弁されたようであります。把握しておられたら、なぜこんなことができたのか教えてください。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 河合第二小学校は昨年から結局一つになりまして、河合第二小学校になりました。その関係でいわゆる35人学級ということでいえば、例えば2学級であれば、71人、70人までは35人で割ったら2学級になりますけれども、71人から3学級に変わりますよね。それで20人になっているという形になったと思います。そういう関係で河合のほうは、二小がそういう形になってしまって、増えてしまった状況の中で、どうしても35人、だから例えば本来であれば、35人、だから70人までの間で割ったら2学級なんですけれども、それを3学級に変えはったということです。そういう形で講師、いわゆる町費講師を当てられたので70人を3で割ったら二十三、四人になりますよね。そういう関係のことになったということで私は聞いております。その関係で常勤講師というか、町費講師を当てられたということです。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員! ○14番(八尾春雄君) 私の認識とほぼ一致しております。ですから、町が県の教育公務員を確保するという道はなかなか難しいので、町費で賄う先生を確保するということで努力をされた結果でございます。だから、法律でそうなっているのは、最低の基準を決めているのですから、できるだけ速やかに35人学級ということで踏み出していただく必要があるんじゃないかと。ぜひ教育委員会には頑張ってもらいたい、このように思っております。  5番目に行きます。図書館であります。  答弁書の印象は八尾は何やら特別の立場になった人物の資料をどんと図書館に並べたいんやなと、こういう危惧を持っておられるような答弁書でございました。私、そんなことは全然思っておりません。これが今度7月24日・25日に開催される坂野平一郎さんの蔵書ですね、お披露目をするということです。町長も何か御挨拶に来ていただけるということでありがたく思っております。こういうのはやっぱり宝ですからね。それで集まった資料というのは、見る人が見れば大変貴重な資料だというのは分かるんですが、全然関係のない生活をしておりますと、何やこれはと。古文書なんてそんなものでしょう。だけどもちゃんと収集をして保全をしておく必要があるのではないかと。私が近所で聞いているのは、坂野平一郎さんは、著名な方で地域の郷土史家ということになっておりますけれども、いろんな分野でいろんな活躍をされている方が広陵町にもおいでになります。それぞれの専門分野で実績を上げられて、天皇陛下から表彰されるという方もおいでになるわけであります。そういう方々の実績だとか、功績ということをやっぱりきちんと広陵町で確保しておくと。これは歴史資料館というふうに言う場合もありますけれども、図書館法にもそのような規定があります。図書館は郷土資料、地方行政資料を美術品云々ということで留意して集めなさいということを書いてあります。図書館の職員が図書館の資料について十分な知識を持って、その利用のための相談に応ずるようにしなさいねというのが図書館法で決められているわけです。  先日、図書館に行って館長にちょっとお会いしました。私の持っていることをちょっと相談をかけたら、八尾議員申し訳ありません。人が足りませんので御期待には添えませんと、にべもなく断られてしまいました。古本屋に持ち込んでくださいと。BOOK・OFFに持っていけということですよ。BOOK・OFFに持っていくと、1冊1円とか2円とかで買ってくれるんですけれども、しかしその事の重要性がちゃんと分かって保全するのとまた違うので、これは困った問題だなというふうに言っておりました。  それともう一つ、図書館司書のライセンス、資格を持って仕事をしておられます。これは物すごいプライド。これは一般職の職員さんとは異なる。そういうプライドを持って仕事をしておられます。だからこれは教育委員会事務局長さん、すみませんが、図書館の今後の在り方についてどうしたらいいのかと。人が足らんと八尾が言うとったぞと事実をちゃんと言うていただいて、どうしたらいいのやと。おれはどう動いたらいいのやということを教えてくれと、すぐに図書館へ行って館長と協議していただきたいと思うんですが、その点どうですか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 擁護するわけではございませんけれども、人の面もあると、人員の面もあるというふうに申し上げたと思います。私、議員が行かれて、そういうことの報告はすぐ後に受けております。それも電話ではなしに直接来て、これこれこういうことでしたというところでございます。この答弁も否定ばっかりみたいになっておりますけれども、決してそういうAさんだからBさんだからと、そういうふうなもので書いた趣旨ではございません。あくまでも実情を考慮したときに、このような状況であるというところで御理解をいただきたいと。広陵町の図書館は町立の図書館として広く喜んでいただいております。これはこのとおり継続していかなければならないと思います。資料の保存ということであれば、国会の図書館とかおのおのにカテゴリ、責任が決まっております。そういうことを申し上げたいのではないんですけれども、人員も面も含めまして、図書館のほう、しっかりと御期待に添えるようには、頑張らせていただきたいと思いますが、この資料の寄贈に関しては、御理解をいただきたい、こういうことでございます。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 八尾議員!
    ○14番(八尾春雄君) ありがとうございます。めったにそんなこと私しないものですから相手大分緊張していましたわ。意図を持って会いに行ったわけですけれども、きちんと教えていただいたので参考になりました。  それで議員のところは書き込みができないので、借りた本に。私ほとんど図書館を利用しないので、政務活動費を有効に活用して、購入をして勉強をしているわけですけれども、これから図書館も十分に駆使して、電子図書館というのもありまして、図書の貸借もしていただけるという制度がありまして、しばらく使っていなかったんですけれども、勉強になりましたので、今後頑張って利用していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  終わります。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、八尾議員の一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。     (P.M. 0:01休憩)     (P.M. 1:29再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、3番、千北慎也議員の発言を許します。  3番、千北議員! ○3番(千北慎也君) 議席番号3番、千北慎也でございます。傍聴にお越しの皆様、そして議場の皆様こんにちは。ただいま議長からお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。お昼御飯後の少し眠たい時間帯かもしれないんですけれども1時間お付き合いいただけますと幸いです。  さて、コロナウイルス、あるいはオリンピックが新聞、あるいはニュースをにぎわせているところでございますが、先日、日本の星、大谷翔平選手がオールスターに出場されて、しかも1番ピッチャーDHということでルールを変えさせてまでの出場ということでございました。こうして若い選手がかなり活躍されていまして、実は大谷選手は1994年生まれということで、私も早生まれなんですけれども1994年の同じ年の生まれということになります。もう一人、1994年生まれの著名な選手ということで挙げさせていただきますと、フィギュアスケートの羽生結弦選手も1994年生まれということで、1994年はスターが生まれやすいような世代であるんじゃないかなというようなことも考えております。ここで何を申し上げたいかというと、若い時代から活躍される人材がいる一方で、実はそういった方々は中学生あるいは高校生のときに十分としっかり自分たちのスポーツであったりとか、目標に取り組むことができる状態があったということなんですね。大谷翔平選手が高校1年生の作成していた目標達成シート、これマンダラチャートとか呼ばれるものであるんですけれども、そのシートの宣伝のされ方というものは非常に有名なこともあります。しかしながら中学生や高校生のときにも親の面倒を見なければならない、いわゆるヤングケアラーの方がいらっしゃったりとか、あるいはタブレットが配備されて、様々な学習機会に触れる機会がある。自分たちの可能性を開く機会があるにもかかわらず、そういった可能性に触れられていないような子供たちがいるのではないかというふうに考えて、このたび大きく2点質問をさせていただきたいと考えております。  まず1点目でございます。ヤングケアラーの現状把握と対処方法についてと題しまして、質問をさせていただきます。  本年3月、衝撃的な調査結果が公表されました。文部科学省と厚生労働省が連携して実施しましたヤングケアラーの実態に関する研究調査によりますと、これは昨日岡橋議員もおっしゃっていたこととかぶるんですけれども、中学生のうち5.7%、そして全日制の高校生のうち4.7%が世話をしている家族がいるというふうに回答されております。いわゆるヤングケアラーと呼ばれるような存在が40人学級に2人ぐらいはいるような計算になります。さらにお世話をしている家族がいると回答した学生の中には、睡眠や勉強の時間、そして自分の時間が取れないと回答している生徒も一定程度いるようでございます。テレビでも代替的に取り上げられておりまして、社会的に大きな関心を呼んでおります。皆さん御存じかと思いますけれども、本日、朝の朝刊、奈良新聞にも一面で大々的に奈良県が行った調査結果について公表されておりました。その点について、また後ほど触れていきたいと思います。  実際、本議会においても昨日岡橋議員が一般質問で取り上げられまして、6月には奈良県各地で6月議会が開催されておりましたが、こちらの6月議会でも様々な議会においてヤングケアラーについてたくさんの議員さんが一般質問をされておりました。それぐらいヤングケアラーについて社会的な課題意識が高まってきているというふうに言えます。  また先ほども述べましたが、6月には奈良県下の公立中学校の3年生及び公立高校の全学年の生徒を対象に同趣旨のアンケートが実施されました。こちらについて、今朝の奈良新聞を御覧になった方もいらっしゃると思うんですけれども、こちらの調査によりますと、毎日家事や家族のケアを行っているというふうに回答した生徒が中学生で5.5%、高校生で5.3%いたというふうに聞いております。こちらの数字は、私が持っております数字は、先日奈良県議会で行われておりました一般質問でのやりとりを踏まえてお伺いしたものですので、後ほど集計されて出てくる数値とは若干の相違があるかもしれませんが、いずれにせよ奈良県には、ヤングケアラーなんていないというふうに自信を持って言えるような状況ではないことは確かなのではないでしょうか。  実は、私自身も実家で学生時代に認知症の祖父の面倒を見ておりました。実は、私は母親が介護士をしておりまして、その関係で一通りの介護をするノウハウは母親が持っておりましたし、父親も日中は当然仕事をしておりましたが、夜帰ってきてから祖父の面倒を見ておりましたので、私が多くのいわゆるケアをしなければならないということはありませんでした。私は非常に恵まれていたなと今思えば感じております。実際私は、中学生のときも高校生のときも野球部で部活に打ち込ませていただくことができました。しかし、私のように恵まれた環境であっても、当時誰かに相談できたら幾分か心が楽だったなと思うことがたくさんございます。実は私の部屋は認知症の祖父と1階で隣の部屋になっておりまして、夜になると皆さん御自宅で御経験された方もいらっしゃるかと思うんですけれども、和室なものですから、普通に扉を開けて祖父が夜入ってきて、気がついたら祖父が私の足の上に正座していたとか、そういう笑えるようなお話もあったりですとか、あるいはやはり日に日に昔は元気にしゃべれていた身内がしゃべれなくなっていくということ自体がそもそもすごく心のストレスだったことを覚えております。  もう一つ申し上げますと、やはり一番ストレスに感じるのは父親じゃないかと思っておりまして、父からすると自分に対してすごく厳しかった父がなかなかうまくコミュニケーションも取れなくなっていくというものを間近で見ていて、その父がやはりすごく悔しかったのか、夜な夜な祖父に対して訴えかけをするわけですね。ちゃんとしてくれと、分からへんのかと訴えかけをしていたわけなんですけれども、そうした話合いも夜に私の部屋の隣で行われておりまして、当然声も聞こえてくるわけでございます。部活で疲れた体で早く寝たいというものもありましたし、あるいは受験シーズンには夜まで勉強しているときもありましたけれども、そうしたときにも身近でそうしたやりとりが行われていて、非常に心のストレスだったことを覚えております。こんな私のような恵まれた環境、母親が介護士で父親も面倒を見ているような状況であっても、相談する相手がいれば少しでも楽だったんだろうな思っております。また何かのきっかけで、自分も今いわゆる騒がれているようなヤングケアラーになってしまったかもしれないということを考えますと、やはりどうしても私としては他人事と思えないというふうに考えております。  子供たちの健康や将来のためにも睡眠や勉強の時間はしっかりと取るべきですし、何より今実際にしんどい状況にありながら誰にも相談できずに我慢している子供たちがいるとすれば、それはやはり行政として本腰を入れてサポートに乗り出すべきだと考えており、次のとおり質問いたします。  前置きが少し長くなりましたが、質問事項①本町におけるヤングケアラーの実態は把握できているのか。また把握できるとすれば、どのような手段で把握することができるのか。  ②ヤングケアラーである、あるいはヤングケアラーかもしれないという学生が見つかった場合、スクールソーシャルワーカーなどを活用したサポート体制は可能か。  ③まずは、ヤングケアラーの存在と、そしていつでも相談しにきてほしいといった旨の周知が第一歩かと思うが、いかがでしょうか。  次に大きく2点目の質問のほうに移らせていただきます。  GIGAスクール構想の進捗はどうか。  1人1台の端末整備を目指し、国が推進しているGIGAスクール構想でございますが、本町におきましても、令和2年10月頃に端末が納品されまして、各学校において端末の活用が推進されているものかと思います。しかしながら、本年3月頃、保護者の皆様などから、端末をあまり使えていないんじゃないかというようなお声を頂きました。具体的に申し上げますと、10月に手元に入ったらしいんですけれども、実際3月の時点で使った実績としては家に帰って充電しただけのように見えるといったようなお声も頂いておりました。もちろんコロナ禍での学校行事の対応でございますとか、日々の授業準備など、先生方も大変お忙しくされていることかと思いますが、近隣の他市町村では先進的に利用されているような事例もございますし、県内で教育環境の格差が広がるべきではないというふうに考えております。何よりも子供たちには与えられた学習の機会を最大限活用していただきまして、この広陵町から将来の大谷翔平や羽生結弦が生まれてくるような教育環境をつくっていければ幸いだと思いまして、次のとおり質問をさせていただきます。  ①令和2年度における、配備されました端末のChromebookの活用状況はいかがでしょうか。  ②令和3年度予算にICT支援員設置のための予算が計上されておりましたが、既に支援員は設置されたのでしょうか。  ③今後の端末の活用計画はどのようになっているのでしょうか。  以上、大きく2点でございます。御答弁よろしくお願い申し上げます。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 千北議員さんの御質問にお答えを申し上げます。傍聴の皆様、御苦労さまでございます。  1番目のヤングケアラーの現状把握と対処方法について回答をさせていただきます。  議員御質問のヤングケアラーの現状把握と対処方法につきましては、まず福祉施策の観点からお答えをさせていただき、学校や教育委員会での現状把握等につきましては、後ほど教育長から答弁をさせていただきます。  まず一つ目の本町におけるヤングケアラーの実態は把握できているかとの御質問につきましては、ケアが必要な児童や生徒については、要保護児童対策地域協議会や、介護保険の認定調査等の現場、障がいをお持ちの方の自立支援の認定調査等の現場などで、大変な御苦労をされているケースとしての認識をしておりますが、ヤングケアラーの問題として把握しているとは言い難い状況でございます。このことから現実の方法としては、教育現場で生じる生活の変化からSOSを読み取ることが一番の把握方法であると考えております。  二つ目の御質問につきましては、後ほど教育長がお答えいたします。  三つ目のまずは、ヤングケアラーの存在といつでも相談してほしい旨の周知が第一歩かと思うがいかがかとの御質問についてお答えいたします。  議員の御認識と同様に、まずは子供たちに、家庭生活に関しての公的な相談窓口があること、メールでの相談も可能であることなどの周知啓発が大切であると考えております。併せて、教育委員会部局と情報共有、連携を図るとともに、福祉分野からも早期発見のプロセスづくりと適切な相談体制の確立、必要となる保護者へのアプローチについては、お手伝いとの差を認識しながら、ケースごとに息抜きができる場所の提供などの支援をできるように努めてまいります。  後半と次の質問については、教育長がお答え申し上げます。私からは以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 千北議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。  まず一つ目のヤングケアラーの現状把握と対処方法についてでございます。  学校や教育委員会でのヤングケアラーの現状把握と対処方法につきましては、さきの岡橋議員に対する答弁と重複する項目もございますが、お答えをさせていただきます。  まず、一つ目の御質問の実態把握についてでございますが、県下で実施された中学3年生と高校生を対象としたヤングケアラー等に関する実態調査からの把握となりますが、本町2校の中学3年生は330人中、316人が回答しており、そのうち52人が日常的に家事や家族の世話を行っているとの内容でございます。  しかし、ヤングケアラーという言葉を知っている、または聞いたことがあると回答した中学3年生は2割弱にとどまっていることもあり、申すまでもなく通常の家庭での手伝いとの区別が必要であるため、現時点で正確な実態把握には至っておりません。また、他の方法として要保護、準要保護対象世帯などの確認は可能であるものの、これらを他の状況から把握することについては、個々の生活背景上からも現実には極めて難しい状況でございます。学校現場では、子供たちの学びの環境を整えるとともに、コロナ禍で生活環境において変化がある家庭があるかもしれないということを念頭に置きながら、制服など着ている服の汚れや表情、健康状態を見て、子供たちの変化を見逃さないように努めなければならないと考えております。  二つ目の御質問のヤングケアラーなどが見つかった場合のサポート体制といたしましては、まずは子供たちの様子から変化を捉え、状況の把握とともに支援が必要と判断した場合、議員御提案のスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、福祉担当部局、関係機関と情報共有を行った上でサポート体制の構築に努めなければならないと考えております。  三つ目の御質問のヤングケアラーの存在といつでも相談が可能な旨の周知についてでございますが、さきの町長答弁と同様に公的な相談窓口があることなどの周知が大切であると考えております。  また、学校においては本人のプライバシーを尊重することを基本として、誰にでも相談しやすい雰囲気づくり、環境づくりが重要になると考えております。ヤングケアラーは、潜在化しやすい問題でもあることから、教育・福祉・介護などの関係各所との連携に取り組み、子供たちが安心して相談でき、速やかに支援ができるように取り組んでまいります。  二つ目のGIGAスクール構想の進捗はどうかの御質問にお答えをさせていただきます。  まず一つ目の御質問の令和2年度におけるChromebookの活用状況についてお答えをさせていただきます。  経緯として令和2年度は、御承知いただいているとおり、各学校の環境整備として普通教室、特別教室、体育館のネットワーク整備が必要でありました。Chromebookの活用につきましては、持ち帰りを前提とした対応のため、ルールづくりや情報セキュリティの授業を実施後、1人1アカウントの取得を経て、実際にChromebookにログインして、各学校で利用が開始された状況でございます。必ずしも十分ではありませんが、小学校においては、12月から1月にかけて実施された県の6年生の学力到達度調査にChromebookを使って調査参加いたしました。中学校につきましても、調べ学習等で活用した状況でございます。  次に、二つ目のICT支援員は既に設置されたかとの御質問につきましては、既に事業者と契約を締結し、6月中に各小中学校との打合せを実施して、現在は第1回の教職員研修を行っている状況でございます。各学校では、さらに夏休み中に4回から5回程度、ICT支援員から研修として指導を受ける予定でございます。2学期以降も、引き続き段階的なChromebook活用についての研修を受けるとともに、より高い次元での授業支援の分野にも対応した支援を願う予定であり、円滑にそして有効かつ積極的にChromebookを活用できるよう授業内容等を考慮しながら進めてまいりたいと考えております。  三つ目の今後の端末の活用計画はどのようになっているのかとの御質問につきまして、小中学校では、児童・生徒の発達段階や学習内容により授業や家庭学習で様々な活用方法があると考えております。例えば、現在も小学校低学年では、ログインの練習やタッチパネル操作の練習、タイピング練習などを行い、中学年では、インターネットを利用して資料を収集するなどの調べ学習に加えて、写真撮影を利用した学習などを行っております。高学年では、授業支援ソフトであるロイロノートを使っての俳句づくりや、総合的な学習の時間でのプレゼンテーション、Googleアプリのクラスルームを使っての課題の回答など様々な活用の取組を行っております。  中学校では、ロイロノートで数学ノートの提出や、英語の発音テストの音声データの提出、また、総合の時間に学習支援ドリルのe-ライブラリーを用いて学習の練習も行っており、3年生は、Chromebookを用いて進路の調べ学習を行うなど幅広い活用を図っております。  また、新型コロナウイルス関連で出席できない生徒に対して、遠隔での授業の取組にもチャレンジしております。このような各学校においての取組と並行して、GIGAスクール推進委員会で情報共有し、積極的活用を促している状況でございます。定期的に開催しているこの会議では、各校の活用事例を踏まえて、学校間で大きな差異が出ないように調整するとともに、夏休みの宿題をChromebookで実施することなどの提案があり検討いたしております。  また、2学期にはChromebookを活用した研究授業も各校1回は実施するよう校長会を通じて依頼しております。  今後につきましても、町内全学校でさらに活用を図るべく取組を強力に推進し、県内でもGIGAスクール構想のトップランナーを目指したいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) それでは、2回目の質問に入っていただきます。  千北議員! ○3番(千北慎也君) 御答弁いただきましてありがとうございます。  それでは、一つずつ再質問のほうに移っていきたいと思います。  まずヤングケアラーに関しての再質問なんですが、まずヤングケアラーの問題に関して、私も質問させていただいたとおり、まず見つけていくというプロセスと、その見つけた後にどうやって対処していくのかという大きく二つのフェーズに分かれてくるかと思います。見つけ方としては、本人から見つけるのかという部分と、そして実際にケアを行っている対象の方ですね、親御さんであったりとか、あるいは祖父、祖母の方、あるいは兄弟の方といろんなパターンがあるかと思いますが、そういう身内のから見つけていくというパターンもあるかと思います。その見つけ方としても実際制度に引っかかっている方から探っていくという部分と、その制度の存在も認知されていないという、本当に見つけにくいような方といろんな方がいらっしゃると思いますので、まずはどういうふうに見つけていくのかという部分から議論のほうをさせていただきまして、それに続いて、どういうふうな対処ができるのかというふうな話に移っていきたいと思います。  どうやって見つけていくのかということなんですけれども、実際、御答弁にもございましたとおり、学校現場で学生の変化というものに先生が注力をして見つけていただくというようなことがまず第一ですというふうに御答弁いただきました。非常におっしゃるとおりだと思います。ただやはり私もニュースを見まして、実際この数字をどう思いますかと。5%とか、自分のクラスにいると思いますかと知り合いの先生方にも当たってみたんですけれども、おらんと思うと。1人とか2人おったら、まず分かるというふうに皆さんおっしゃるんですね。目に見えた変化があったりとか、あるいは部活に行けなくなったりとか、進路相談をするときに県外に出るのが難しいというような話を聞いていったらまず分かると思うとおっしゃっていたんですね。それはそのとおりだと思います。やっぱりそのぐらいしっかりと学生と毎日顔を合わせてコミュニケーションを取っておられるからこそ、そういったことが言えるのかと思うんですけれども、ただ実際にデータとして上がってきたものと見ればやはり5%ということですし、奈良県が調査したもの、もちろん教育長からもございましたとおり、一般的な家庭の手伝いと区別する必要がありますけれども、やはり一定程度いるだろうということはデータからは明らかなように思われます。ですから、まず大事なのは、学校の先生方にもいま一度意識をし直してもらうということが必要になってくるんじゃないかなと考えております。その手段として有効な一つのやり方としては、条例を制定していくというものも一つかと思われます。実際今年の6月、三重県名張市議会のほうで、ヤングケアラー支援条例というものが制定されております。昨年には、埼玉県のほうの県の条例としてそういった条項が制定されたりしておりまして、その中でもやはりうたわれておりますのは、大体目的とかいろんなものがあって、関わる方の関わり方みたいなことを規定されているんですが、そこにも先生、ヤングケアラーと関わる教育に関する業務を行う関係機関の役割ということで、ヤングケアラーと関わる教育に関する業務を行う関係機関は、その業務を通じて日常的にヤングケアラーに関わる可能性がある立場にあることを認識しというふうに明確に書かれているんですね。やっぱりいま一度認識し直してくださいよということを意識してもらう必要があるかと思います。名張市のほうの条例でも同じような形で書かれているんですけれども、この点やはり先生方にもう一度意識をさらに強めてもらうための工夫が必要かと思うんですけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 答弁をさせていただきます。  まず私一番感じるのは、今回の中学3年生が対象になりました。先ほども答弁で言いました52名というふうに世話しているという、その中身が一番やっぱり問題になっていくのかなというふうに思います。まずは、この52名を一応、それぞれのデータ全部、県のほうからも頂いております個々の。よくないんでしょうけれども、一応確認することは可能なんですね。その辺で一応確認はしたいなというふうには思っております。もし答えている中で本当にしんどい子がいるのかどうか。その辺は、これまでにも両中学校につきましては、必ず今は三者懇ちょうどやってますけれども、それまでに担任との二者懇という、いわゆる教育相談をずっとされています。そういう中で子供たちのいろんな状況をできるだけ、訴えを受け止めていこうというような体制、昔はそんなのなかったんですけれども、今はそういう形をとっています。そういう中で必ずどこかにそこは言葉の端々の中であったり、表情であったりいろんなところからある程度のところは把握できる部分があります。それを基にしてというふうに思っております。ましてや例えばほとんどは担任ぐらいがしっかりとその辺は対応すれば、ほとんど先ほど千北議員さんがおっしゃいましたように教員はある程度そこは分かっておりますので、ただ、言うても分からない部分はあります。そこをどう掘り起こしていくかが一番難しい部分かなと思います。それとともに、例えば地域の民生委員、児童委員さんの方も地域の方にある程度中に入っていただいて、家庭の状況をつかんでおられる状況もありますので、その辺も全部ひっくるめた上で、やっぱり様々なところの情報を集めてくる。ただ、学校としては一番やっぱり子供たち、直接毎日会っていただいています。必ず違った変化が起こるんですね。私も話をしていたら、この子いつもとちょっと違うなと思ったときにほんまにどうなのということで、こっちが本当に寄り添いながら、そして心配しているということが伝わったら、やっぱり本音を話してくれますので、そういったことを常に対応していかなければならないのかなというふうに思います。そういう中での実態把握になるのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 北橋部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 実態調査の件でございますが、今回御質問いただいた際に、要対協の案件につきまして、精査をさせていただきました。要対協案件の中にそれに該当すると思われるような案件があるかどうかというところを精査させていただいて、今一応3件ほどそれに該当するのではないかということで認識をさせていただいております。今まで対応を各教育委員会、福祉部の間で調整をさせていただきながら今対応をさせていただくというところでございます。御報告だけさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。アンケートの結果のお話と民生委員さん等と協力しながら情報共有してやっていくという二つ話が出てきましたので一つずつやっていきたいと思います。  今ちょっと北橋部長のほうからありましたけれども、今朝の奈良新聞を見ておりますと、アンケート結果に関して云々かんぬん書かれているんですけれども、県教委は対象となる中学生のヤングケアラーの疑いがあるという対象の中学生のちょっと抜けていますけれども在学の市町村教委、高校生の学校にそれぞれ連絡し、現場での対応も始まっていると書かれておるんですけれども、これに関して今おっしゃった3件というのが該当するだろうという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 北橋部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 調査というよりも御質問をいただいた際に内訳を書いております要対協のほうでそういう案件に該当するかどうか調査をさせていただいたところです。兄弟が多くで幼い兄弟を見ておられるとか、父子家庭で中学生の方が家事全般を担っておられるとか、該当するのではないかというふうに認識をさせていただいたところです。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 千北議員おっしゃっていただいたように新聞の記事だけではないんですけれども、そのとおり県のほうから個別のデータも頂いております。その中では個人を特定することが実際できます。その辺の内容で回答して、自分はしんどい、つらいと感じているというようなところにつきましてはデリケートな問題を含んでおりますので、これはこれからの対応をどうするかというところになるんですけれども、一番信用の置ける先生から声をかけていただくとか、もしくは自身で相談の窓口があるところ、そういったことの周知もしたら自身で動く場合もあると思いますけれども、そういうようなところにつなげていきたいと考えてございます。県から一応相応のデータは頂いております。そのときのデータの取扱い等も常識的なプライバシーに配慮する等、それも併せて学校のほうに返しておるという状況でございます。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。すみません、少し認識のそごがございまして。いろいろなところから情報の見地ができていて取りかかっていかれるということであります。先ほど要対協のほうで調べられたことに関してはそのまま福祉部のほうでアクションしていけるかと思うんですが、民生委員の方々で把握していらっしゃる情報とかいうものを共有していく。町長答弁の中に教育委員会部局と情報共有を図って連携していくということもあったんですけれども、そういったアクションを取られていく際に、個人情報のことが問題になったりしてこないのかなというふうな点が懸念がございまして、どこかにそういう連携が取りにくいような障壁とかいうものはあるんですか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 私、従前、福祉部にもおりまして、民生委員さんにいろいろお願いすると。当然これは正味の個人情報になるわけでございます。今現状学校と定期的に民生委員さん、懇談というか、そういう機会を持っていただいております。初めはやっぱり学校もどこまでのことを言ったらいいのかと。ただ民生委員さんも一生懸命対応したいということからその情報を教えてくれないことにはできないというようなところで、ちょっとうまくかみ合わない部分はありましたけれども今は双方の認識もほとんど統一になってまいりまして、厳密に法的にいうていけば、これは個人情報ですので、民生委員さんに出すということは、いいか悪いかといったらいいということにはならないと思いますけれども、現実の問題、そこの部分をやっぱり共通の認識を持ってしっかりとした対応をするというところを持っていかんと前へ行かんと思いますので、そのようなところでやらせていただくようにしたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。町一丸となって困っている学生を見つけていくことができればというふうに思います。  もう一つ参考程度までにお伝えできればと思うんですが、一つ、学校現場で実際学生の日々の変化を見ながら変わったことに気づくというものもありましたけれども、勉強の成績のデータを見て気づいている事例というのも聞いたことがございます。たしか箕面市のほうで実施されていたことかと思うんですけれども、幸い今奈良県下では皆さんタブレットを、Chromebookを持っていて、Google Workspace for Educationのアカウントも持っているわけでございます。要するに勉強のデータも時系列で把握できるようになっているのかなと思っておりまして、そこからの検知もできるのではないかなというふうに考えております。  具体的に申し上げますと、同じ60点でもそれぞれの子供によって意味が違ってくるわけですね。ずっと40点ぐらいだった子が60点とったら、それは頑張ったなというふうに評価すべきですし、ずっと80点、90点ぐらいだった子の60点はちょっと何かあったのかなと思うべきかとも思います。今こういうデータの追跡が同じアカウントで共有することになって非常にやりやすくなってくるかと思いますので、そのあたりも一つ参考にしていただけたらいいかなと思います。というところで、どうやって見つけていくのかという議論から見つけた後に具体的にどうやって対処していくのかというところの話のほうに移っていきたいと思います。  実際、スクールソーシャルワーカー等も使って対処されていくということでしたけれども、先ほど池端事務局長のお話では、今回県の調査で明らかになった課題に対処していくときには、具体的には現場の先生に話を聞きに行ってもらったりとか、どこか関係機関とかにつないでいくということでしたけれども、こういう対処をしていくときにスクールソーシャルワーカーの方に入っていただくものかなと思っていたんですけれども、そういった活用というのは今のところ考えていらっしゃらないということですか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) もちろんスクールソーシャルワーカーにも動くというか、活躍をしていただきます。やっぱり教職の先生方ももちろんですけれども、日々学校のほう訪問とかしていたら、この子ちょっとおかしいなと何かいつもの様子と違うなと、昨日何かあったんかなというようなところでアプローチをうまくしていただきますと、昨日家でちょっとお父さんとお母さんがえらいトラブルがあってけんかしたとか、子供はやっぱり正直ですので、お母さん帰ってこうへんとかいうようなときにははっきりとほとんどの子は態度に表れると思います。私も中学校のほうへ行くことが多い時期には、私のような教職でない者でも認識がある程度とれましたらちょっとおかしいなというぐらいは感じましたので、その辺のところから対応をさせていただきたいなと考えております。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) 対応のケースによって、いろいろなパターンで打たれていくということで、それは適宜いいもので選択をしていただければいいのかなと思います。ただ、広陵町はたしかスクールソーシャルワーカーの方がついていらっしゃいまして、それはお伺いしている範囲ですと、県からの派遣とかでなくてしっかりと町で持っているという近隣市町を見ても珍しいと伺っておりますので、しっかりとその辺は活躍していただいたらよりこれも非常に難しいもので、顔を知らない人に相談するのってそもそも実際どうなのというところもあるかと思うんですけれども、しっかり関わっていただく中で話しやすくなってくる部分もあるかと思います。今の事務局長からの話もございましたとおり、やっぱり子供はすごく態度に出てくると。やっぱり話を聞いてくれる人、相談できる窓口がいるだけである程度気が楽になってくる部分があるのかなというふうに考えております。そうした観点もあって、県のほうではメールの相談窓口というものを設置されていたんですけれども、ちょっとしばらく前に設置されていたかと思うんですけれども、今日の新聞で見てもたしか相談件数ゼロ件と書いていたと思います。これ県としては非常に力を入れている窓口のようでして、単純にメールアドレスを受け付けるだけじゃなくて、しっかりと校長経験者とかも入れてバックアップ体制が抜群ですというふうに県の教育長おっしゃっていたんですけれども、やはりメールでの相談窓口というものは、少なくとも今の子供たちにはハードルが高いか、あるいはただ単に認知が行き届いていないかどちらかと思われます。  そこで提案というか、こうした窓口も考えられるのではないかということなんですけれども、LINEを活用したヤングケアラーの相談窓口というものも考えられるんじゃないかと思います。数年前からいじめの相談窓口であるとか、あるいは家庭内の悩み事の相談窓口というものを長野県とか、あるいは滋賀県大津市のほうでLINEの窓口として開設されておりまして、数か月運用しているだけで1年間で受けてた電話の相談と一緒ぐらいの相談を受けているというような話も伺っておるんですね。なのでやはり今の子供たちのふだん使っているツールに寄り添った形で窓口を設けていくということが非常に肝要なのではないかなというふうに考えておるんですけれども、その点ちょっと教育長あるいは池端事務局長のお考えと、実際LINEを運用されるということになると、未来都市推進課のほうで関わっていただくことになるかと思いますので、中村政策監のほうのお考えのほうもお聞かせいただけますと幸いです。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 御提案ありがとうございます。私もできるだけ、子供たちがほとんどスマートフォンにつきましては、九十数%持っている状況でございますのでそういう中で子供たちほとんどLINEは皆使っています。そういう意味ではLINEをうまく活用させていただきたい。これは今、千北議員さんがおっしゃいましたように、全国ではいろんないじめ等、そういった窓口、全てLINEで相談できるような体制が出来上がっておりますので、私もその辺のことは進めていきたいなと。気軽にそういった相談ができる体制というのが、子供たちはやっぱりこれは言ったら何か思われたりと、そんなんじゃなくて、単純に自分の思いをすっと出せるようなツールじゃなかったら駄目だと思いますので、そういう体制をつくっていきたいというふうに思っております。 ○議長(吉村裕之君) 中村まちづくり政策監! ○まちづくり政策監(中村賢一君) ヤングケアラーにLINE活用ということなんですけれども、なかなか発見しにくい実態把握、こういうようなケースの場合の手段というのは、できるだけ多いほうがいいと思っております。これはヤングケアラーの問題だけではなくて、例えば同様に潜在的に貧困とかひきこもりとか、現行制度で救えないようなケース、これも多分あると思うんですね。これも同様だと思っていまして、広陵町のSDGs未来都市計画の中では、そういうような制度のはざまで救えない人も救おうというような方針を出していますので、これはまさに対応すべきものだろうというふうに考えています。そのためには、今教育委員会のほうでも答弁していますけれども、学校とか地域とか公共施設、これ例えば図書館等での行動把握だとか、それから例えばいろんな福祉のところに付添いで来ている。こういうのも多分実態把握の一つだと思うんですね。だからみんなが、職員が気がつけるかどうかとか。それから先ほどの各種団体との連携、とにかく何でもいいから情報なんです、これ。だからどういう形で情報収集してキャッチする仕組みというのは不可欠だと思います。その中で議員おっしゃるように近年のデジタル化の進展に伴って、代表的なツールとしてLINEを提案していただいていますけれども、そのほかにSNSだとか、ホームページフェイスブックもやっていますので、そういう手段も使いながら仕組みをつくるというのは大事だと思います。当然ここにはセキュリティー、個人情報のしっかりした保護をした上での体制になりますので、きちんとそこは整理する必要があると思っています。町としてもその辺の受入れの担当、これを明確にして、今は福祉と教育委員会のほうで連携をとっていますけれども、この辺も明らかにして、とにかく困ったらこういうところに相談がありますよ、町としてこういう体制をつくりましたよというところも表明することが非常に大事だと思います。そういう意味ではこういうような問題、端面的なヤングケアラーだけではなくて、福祉全般、教育全般の観点からやっぱり取り組んでいくというのがすごく重要な段階に入ったんだというふうに考えております。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。子供たちにとって、中学校、高校でいっても3年間しかない中の1年、半年、1か月というものが非常に大きいかなと思いますので、早急に御対応いただけますと幸いでございます。  さて、今どういうふうにサポートしていくかということをお話しさせていただいておったんですけれども、やはり一丁目一番地といいますか、一番大事になってくるのはヤングケアラーというものの存在を知ってもらうことだというふうに考えております。その中で、子供たちにもある程度介護するスキルを身につけてもらうことというものの併せてやっていければ、負担も減らしていけるかなと思っております。たしか名前ちょっと覚えていないんですけれども、キッズ介護症サポーターという制度があったかと思うんですけれども、今年度、あるいは来年度以降、実際される予定があるのかどうかという点もお伺いさせていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 北橋部長! ○福祉部長(北橋美智代君) 認知症キッズサポーター制度のことなんですけれども、今も小学校のほうに働きかけをさせていただいて、今年度も計画をしております。ちょっと学校名、そちらのほうは確認しておりませんので、また報告させていただきます。
    ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) そのキッズサポーター、その研修会というか、子供たちに教えていただいております、福祉のほうが来ていただいて。昨年までは北小学校と東小学校でしていただいております。今年度につきましては福祉部からの依頼もありまして、校長会で今年度は全ての学校にしてほしいということをちゃんと言っております。これも校長会で5月と7月にも言っております。まだちょっと新型コロナの関係で難しい状況がありましたので、2学期以降で全ての学校でやってもらうように依頼もさせていただいております。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。ぜひその認知症キッズサポーターの講習のときに併せてヤングケアラーの問題というものもお伝えしていただければ非常に認知度を高めていくことができるのではないかというふうに考えております。  そうしたらこのヤングケアラーの問題に関して、最後にちょっと町長にお考えをお伺いしたいんですけれども、実際ほかの自治体で条例を制定されて、それぞれの関わる機関の役割を明確にされたりでありますとか、大きな方針を出されたりということをされているような事例もございます。新しく条例をつくるだけではなくて、既存の条例にヤングケアラーの問題についても記載するという方法も可能かなというふうに考えているんですけれども、町としてそういった方針をとられることに関して御意見をいただければと思います。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 条例化するということは社会に対して問題を提起するということにつながりますので、その成果は大きいものがあるというふうに思います。しっかりと実情を把握した上で、また議会のほうでも議論をしていただいて、条例化するという方向を検討いただくのも方法かと思います。また自治基本条例が施行されましたので、その理念に基づいて社会の課題をどのように政策として実現するかということにつながっていくと思いますので、条例化も一つの大きなステップになるというふうに思っております。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。機を見て必要があれば議員としても動いていきたいというふうに考えております。  ありがとうございました。以上でヤングケアラーのほうの質問を閉めさせていただきまして、二つ目のGIGAスクールのほうに質問に移っていきたいと思います。  申し訳ありません。答弁を拝見していると、私のほうに認識のそごもあったようでして、しっかりと令和2年度中でも学力到達度調査等にChromebookも使っていただいていたということでした。  さらに、非常に熱いメッセージも最後に添えられておりまして、もう一度読み上げさせていただきます。「県内でもGIGAスクール構想のトップランナーを目指したいと考えております」というふうに記載いただいておりまして、ぜひ議会からも声を上げさせていただいて一緒にトップランナーとして走っていければと思っております。その中で幾つか気になることを書かれておりましたので具体的に質問をさせていただきたいと思います。  遠隔での授業にもチャレンジしていきたいというふうに書かれておりまして、これは非常にいい準備かというふうに思います。というのも第1回目の緊急事態宣言が出て学校が休校になったときに、皆さん学校で勉強をされていたわけですけれども、そのときにすごく学校間の対応の差というのが浮き彫りになったかと思います。2回目、3回目以降の緊急事態宣言も見越して対応されているところもあれば、取りあえず今回乗り切ったらいいかというようなこともありまして、実際今回COVID-19という形で我々対処しているわけですが、ほかの感染症がいつ出てくるかも分からないですし、あるいは災害によって学校が使える状況でないというようになった場合は、強制的に家から授業に出なければならないということも想定されます。ですので、遠隔で授業ができるように準備をしていくということは非常に意義があることかと思うんですが、具体的にチャレンジされていくのはいつ頃をめどに実現されていくとかいう方針はあるのでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) できれば今年度中には何とかこれは全部していきたいというふうに思っております。まずはこの前も7月の校長会がありましたけれども、そこで私の一つの思いとして話をさせてもらったのは、ちょうど夏休み、今までは大体8月6日、原爆が投下された平和学習という形で全校登校日が大体8月6日に設定されていました。数年前から大体全校登校日がなくなってきた状況がございます。そういう中で、私はやっぱり夏休みに子供たちがどうしているのかという、先生方はやっぱり把握してほしいなという思いがあって、ChromebookのMeetを使って子供たちと一対一でいつの時間でもいいので、ちょっとどうしているという電話ではなくて、画面を見て、話をして、ほんの短い時間でいいですので、そういうことを全員にやってほしいということを言ってたんです。ただ、不登校であったり課題のある児童生徒については、当然ながら夏休みの間にも家庭訪問はしてもらうように依頼していますけれども、そうではなくて、一般の子供たちも何らかの形で状況把握ということでChromebookを使ってやってほしいという提案をさせてもらいました。果たして、してもらえればいいんですけれども、そこは分かりませんけれども、できるだけその方向を進めてもらいたいという話をしました。もう一つは先ほど言いました今年度中には、何らかのMeetというか、その辺を通じてそこはとにかくオンラインでできることは絶対やってもらわないと駄目やと思っています。  もう一つは、一つ保護者や子供のアンケートもできればChromebookの中に入れて、例えば家庭に持って帰ってもらって親御さんのアンケート、ちょっと子供たちに借りてそこで回答してもらう。そういうアンケートについてもそういったことでやれば、もっとデータも早く処理はできたりしますので、そういったことも今後していきたいなという思いを持って、とにかくできる限りそれを有効に使いたいということで私は思いとしては県内でもトップランナーになりたいなという思いを持っております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。非常に会議の様子が伝わってくる御答弁でよかったです。ありがとうございます。  チャレンジしたら何とかなるかなと思っておりまして、年度内にされるということ、非常に期待しております。議会としても先日オンラインで初めての議会報告会というものもさせてもらいましたので、何とかオンラインに強いまちということになっていければいいのかなと思っております。  アンケートの活用に関して、私も実は後ほど議論できればと思っていたんですけれども、実際同じ思いを持たれているということで、今回県が実施してくれたヤングケアラー及び女性の貧困に関するアンケートですけれども、6月の中旬というか20日ぐらいに締め切って、1か月もしないぐらいに7月14日に結果が出てましたので、1か月もしないうちに集計して結果が出てくるというのは非常にスピーディーだなというふうに感じました。それはやはり今教育長おっしゃったように紙で書いてもらったものを打ち込む作業も要らないし、同じフォーマットで上がってくるので集計がしやすいということもあるかと思いますので、ぜひ町内での調査とか、あるいは保護者の方のアンケートとか質問事項の取りまとめにも使っていただければいいのかなと考えております。  もう一つ具体的にお伺いしたかったのは、2学期以降にはChromebookを活用した研究授業も各校1回は実施するというふうにあったんですけれども、これ具体的にどういうふうな授業の方法というか中身を考えていらっしゃるのか聞かせていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 中身につきましては、各学校で考えていただきたいということで話をしています。これも校長会で毎月ほど言っております。1学期の間は結果的にはできてなかったんです。2学期以降で必ず全ての学校でChromebookを使った研究授業をしてほしい。基本的には多分こうなると若い先生になってしまうのかなというふうに思うんですけれども、取りあえず日程を決めてほしいと。必ず教育委員会のほうからそのときは見学もさせてもらおうというふうに思っております。取りあえずどういう形で活用されているのか。こちらもGIGAスクール推進委員会ではいろいろ聞いているんですけれども、実際授業を私、5月末に見に行かせてもらったときは、やっぱり少なかったですけれども、Chromebookを開いて子供たちに授業をしている風景も見ました。それはもっと活用していただくことが大事かなと思っておりますのでまずは各学校で研究授業を1回していただいて、教科とかいろいろ先生方の思いもあると思います。理科とかだったら比較的やりやすい部分もありますし、算数においてもそうかも分かりません。だからそこは先生方に任せていますので、とにかく1回は。そのときに見られない先生については、録画しても一つだし、またオンラインでつないでほかのところで見てもらうというの一つだし、やっぱり共有をしてもらうことが大事なのかな、そうしたらうちちょっと遅れているわとなったらまたそこで頑張ろうという気になると思いますので、そういう意味でも全校にとにかく研究授業をやってほしいという話をさせていただきました。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。任せることでそれぞれの学校の特色があるユニークな研究授業が出てくることもあるかと思うんですけれども、やはり止まるところは止まってしまうこともあるかと思いますので、ぜひ今、ICT支援員として関わっていただいている事業者さん、ほかの奈良県内、あるいはほかの都道府県の事例も知っていらっしゃるかもしれませんので、そのあたり講習というか研修メニューの中に盛り込んでいただいて、より自発性を促しながら進めやすいような形というものをつくっていただければいいのかなというふうに考えております。  もう少し質問を続けさせていただきます。今回アンケートという形で、初めてと言ってもいいほど皆さんに同じアカウントがあることが生きるような取組ということがされたと思うんですけれども、これもう少し発展的なというか、ほかに工夫をしてみんなが同じ端末、アカウントを持っていることというのを活用できないかなと考えておりまして、一つアイデアなんですけれども、グーグルのアカウントということですのでYouTubeにログインできます。ですので、例えば北葛城郡で同じタイミングでセミナーというか、講師を呼んできて講習を受けるみたいなこともできるんじゃないかなというふうに考えております。単独の市町村の予算では厳しい人でも4つ集まったらちょっと高い人でも呼んでこれるとか、あるいは県下一斉にもしすることができれば、非常に著名な方を呼んでくることもできるのではないかというふうに考えておりまして、そうした形で授業以外でも子供たちがいろいろな刺激とか話に触れる機会というものをつくっていければと思うんですけれども、そのあたりちょっとそういう活用の仕方もできるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 御提案をいただきましたそういうバリエーションを広げていくというのも今後活用できれば。特に北葛の教育長が定期的に寄っていただきまして、いろいろなところと共通でできるようなところはそのような形でいこうやないかというところの合意もございますので、その辺のところにも図っていくと。今教育委員会サイド、学校現場のほうで任せて学校の認識でやっていただかなあかんところと教育委員会の部局といたしましては、広陵町の電子図書館、これの電子図書館を今のChromebookを何とか活用できないかというところで、図書館のカードはもう持っている子供もおりますけれども、図書館のカードをつくってもらったら、一人1台の活用としてできるのではないかというところで、こういうようなところもチャレンジしていこうというところで、日々そういう取組については、これからもいろいろ考えていきたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。ぜひこれをいい機会に様々なチャンスを子供たちに与えていただければいいのかなと思います。  もう一つ最後にちょっとこれは、大きなというか、こういうタイミングだからこそできないのかなと思っていることなんですけれども、オンラインで国際交流ができればよいのではないかなと思っているところがございます。私、高校まで奈良県下でおりまして、初めてしっかり大阪に出たのが大学からだったんですけれども、同じようないわゆる偏差値が同じような大阪とか兵庫の高校を出ている子としゃべっていてもやっぱり違うのは周りにいる人たちの多様性なんですね。留学に行っている高校生がいたとか、あるいは留学に来ている子がいたとか、そういう人材の多様性というものがざっくり言うと都会にはあって、田舎には部活は普通にやってて、勉強は同じようにできてもそういうチャンスがないというのを非常に感じました。やはりそういった環境をつくることが自治体の役目なのだろうなと思っておるんですけれども、例えばALTの先生が帰っているときにそことちょっとオンラインでつないで、実際何か家ってこんなに違うんやとか、食べ物がこんなに違うんやと分かるだけでいいと思うんです。そうした取組もできたらなと思うんですけれども、そうしたコロナで実際動けないということをてこに国際交流も進めていただければと思うんですけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 私も、とにかくこういう機器を使えば、いわゆるグローバル化というか、特に子供らの中で今言われているのは総合的な学習の中でも国際理解という部分がありますので、そういう意味では本当にChromebookを使って、いろんなところとのつながりは持てると思うんです。それでそれぞれの異文化をまずは理解していくということがすごく大事になると思います。これからの子供たちは、私は日本にとどまるんじゃなくて、世界各国いろんなところに飛んでいくぐらいの気持ちでなかったら駄目だと思っておりますので、そういう意味では一つのツールとしてはすごくいいものだと思いますので、何らかの形で学校教育の中でも、また私のほうが話をさせてもらって、世界とつながるような何かを考えていけたらなと思っております。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。実は私、会社を3年ぐらい前に辞めたんですけれども、辞めた後に1か月間子供たちを海外に、11歳の子供たちを集めてキャンプに連れていって、そこで英語もあまり分からないながら1か月過ごしてもらうという機会に引率係として行かせてもらったことがあって、やっぱり子供たちってそういうふうな機会が1か月もあると大きく変わってくるということがございますので、やはり将来の大谷翔平、僕野球部だったので何回も言いますけれども、大谷翔平を生み出していくためにも、今困っている子供たちがいれば、その障壁を取り払ってあげて、そして子供たちの可能性をより開く機会を与えてあげることでこの広陵町からも将来のスターが生めるような子供たちの教育環境、学習環境というものをつくっていただくことをお願い申し上げまして、私の一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、千北議員の一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。     (P.M. 2:30休憩)     (P.M. 2:39再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、4番、山田美津代議員の発言を許します。  4番、山田議員! ○4番(山田美津代君) 傍聴席の皆さん、議場の皆さん、こんにちは。千北議員の若さあふれる質問に負けないように頑張って質問をいたします。4問の質問をさせていただきます。  老朽化で倒壊のおそれがある町営住宅の建て替えは喫緊の問題。  古寺の町営住宅を除いて平尾、六道山、疋相の町営住宅は老朽化が進み、平尾、六道山は耐用年数45年のところ、60年もたっていて町長も恥ずかしい町営住宅と言われています。では、建て替えのための検討をされたのでしょうか。今の老朽化した町営住宅にお住まいの方々が古寺に移住されないので仕方ないのだと以前の質問のお答えでしたが、もう放っておくわけにはいきません。いつ倒壊するか分かりません。住民の方々の御意見をお聞きして生活圏内の空き家や民間アパートを町が借り上げて移住していただいたらいかがでしょうか。空き家の利活用として補助制度があります。そしてコロナ禍で疲弊されて夜逃げなど起きてる今、安価な町営住宅のニーズは高いと思います。町営住宅として適当な空き家がないともお聞きしています。でしたら建てるしかないですね。このための基金は積み上げておられたのでしょうか。  質問事項2、脱炭素社会実現のために町として何ができるか。  令和7年に天理市に10市町村で広域でごみ処理施設に移行されますが、天理市はその他プラは燃やすごみとして処理をしていて、広陵町もその他プラだけ燃やすごみとして処理するとのことです。これは50年までの脱炭素社会の実現の動きと逆行することになります。国は、2025年までにプラスチック製容器包装、製品のデザインを分別が容易な再利用、リサイクル可能なものにすることを目指すためのプラスチック資源循環戦略を策定しました。今年の通常国会には、玩具や食器、日用品等のプラスチック製品についても資源として市町村が一括回収する仕組みをつくるなどとする、プラスチック資源循環促進法を国会に提出されています。プラスチックによる地球環境への深刻なダメージが明らかになる中、脱プラスチックの市民運動が活発化しています。プラスチックの大量生産と熱焼却処理に伴い発生するCO2は、地球温暖化を加速させています。ごみが大量に必要な施設を選んだのは、ごみの減量のためでもなく、県民の健康のためでなく、まして地球のためでなく、国の補助金が多くなるためと思われます。プラごみを出さない工夫や使わない努力をされている10市町村の住民は、これを知ったらどう思うか。町内のプラスチック製品の企業にも技術でリサイクルできるような工夫や技術革新を提案すべきではないか。  質問事項3、5年後の広陵町には公共交通にデマンド交通は必要不可欠。  6月30日の朝日新聞に、吉野町が7月1日からデマンドバスの実証試験運行を始める。来年度はデマンドバスを本格的に運行する計画で、吉野町でも元気号のようなコミュニティバスは運行されていますが、利用の少ないところでは乗客ゼロが続いていて、町の中心部へ通院や買物で利用した人たちが帰りのバスを2時間以上待たされるなど不便さを訴える声が絶えず、解決されないできたという。どこかと一緒ですね。デマンドバスは、住民のニーズに応え、効率化も図る。既に550人が利用登録している。これは22日現在で、1日現在は630人登録されているそうです。奈良交通など3事業者に委託すると載っていました。広陵町の5年後を想像してみてください。今、元気で運転されておられる方も多分無理して運転されるか、返納を考えておられる方ばかりになります。町内で免許証返納者数はどのくらいの人数でしょうか。ここ5年間くらいの推移が分かれば、資料をお願いします。吉野町は明日の広陵町だと思います。今から直ちにデマンド交通の導入の検討をすべきです。  質問事項4、危険な通学路にすぐに手だてを。  以前に質問した沢の通学路エスポワール広陵の前の道です。6月28日に起きた千葉県八街市の痛ましい事故、午前中、岡本議員も取り上げておられましたけれども、PTAが何度も市に危険だから歩道やガードレールを要望していたのに優先順位ではないと何も手だてを打たず、5人の児童が犠牲になってしまいました。2人の7歳と8歳の児童はもう帰ってきません。貴重な命を守り抜くことはできなかったのでしょうか。広陵町でも危険な通学路はたくさんあります。中でも開発が進み、新興住宅ができると若い世帯が移り住み、子供たちが増えます。でも子供たちを守る手だては遅れています。この沢の通学路に30キロ規制の標識や道路標示はされましたが、スピードの規制は進みません。やはり時間帯の規制が子供たちの命を守るために要るのではないでしょうか。赤部の県道の住宅地も通学のために裏の道に出るまでは県道を通る必要があり危険です。この命を守る手だてが町中に要ります。ます、見直しをすぐすべきではないでしょうか。  この4点よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) しばらく休憩します。     (P.M. 2:46休憩)     (P.M. 3:09再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。 ○4番(山田美津代君) 質問事項4、危険な通学路にすぐに手だてを。  以前に質問した沢の通学路エスポワール広陵の前の道です。6月28日に起きた千葉県八街市の痛ましい事故、午前中、岡本議員も取り上げていただきましたけれども、この八街市でもPTAが何度も市に危険だから歩道やガードレールを要望していたのに優先順位ではないと何も手だてを打たず、5人の児童が犠牲になってしまいました。2人の7歳と8歳の児童はもう帰ってきません。貴重な命を守り抜くことはできなかったのでしょうか。広陵町でも危険な通学路はたくさんあります。中でも開発が進み、新興住宅ができると若い世帯が移り住み、子供たちが増えます。でも子供たちを守る手だては遅れています。この沢の通学路に30キロ規制の標識や道路標示はされましたが、スピードの規制は進みません。やはり時間帯の規制が子供たちの命を守るために要るのではないでしょうか。赤部の県道の住宅地も通学のために裏の道に出るまでは県道を通る必要があり危険です。この命を守る手だてが町中に要ります。ます、見直しをすぐすべきではないでしょうか。  この4問よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 山田議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、倒壊のおそれがある町営住宅の建て替えは喫緊の問題ということについてでございます。  議員御指摘のとおり、古寺以外の町営住宅、特に六道山・平尾区にある町営住宅につきましては、老朽化が進んでいる状況でございます。現在の広陵町町営住宅長寿命化計画では、土地利用の基本的な考え方として、集約建て替えを行う計画となっております。集約建て替えのためには、老朽化した住宅に居住されている方は一旦、古寺町営住宅への転居を行っていただく必要がございます。この内容につきましては、以前から居住者に説明と協議をさせていただいているところでございます。今年度も1名の方が町営住宅間の転居を行っていただけることとなり、手続を進めているところでございます。古寺町営住宅には現在修繕は未完ですが、4室の空きがあることから、町営住宅間の転居について御協力いただけるよう、継続して居住者と協議を重ねてまいりたいと考えております。疋相区の町営住宅は、転居などで空いた住宅につきまして、順次撤去を行い、新たな土地利用ができるよう空地として管理しております。六道山・平尾区の老朽化した長屋建て住宅につきましては、8軒で1棟の建物に1軒だけが入居されている場所もあり、転居に御協力いただけましたら、1棟を解体することができますので、今後は、スピード感を持って集約建て替えに向け、町営住宅間の転居に御理解と御協力をいただけるよう十分に協議を行ってまいります。  なお、建て替えに関しての特定目的基金はございません。  2番目の脱炭素社会実現のために町として何ができるかという御質問でございます。  議員がおっしゃるとおり、その他プラごみは天理市での広域化施設では可燃ごみとして処理する予定でございます。広域化施設構成10市町村の中では、広陵町を除く他の市町村ではごみ焼却施設として運用されており、その他プラごみという概念はなく、全て可燃ごみとして処理されているのが現状でございます。本町におきましては、旧清掃センターのダイオキシン対策としてバグフィルターの設置が進まない中でプラスチックを焼却することにより、ダイオキシンの数値が上昇するのではないかとの指摘があったことから、プラスチックごみを分別し、埋立処理したという歴史があり、今日まで、その他プラスチックとして分別を継続していただいているものでございます。今は、ごみ焼却施設の安全対策が行われており、熱エネルギー回収として焼却することになっております。  国では、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロとし、脱炭素社会の構築の実現に向け、プラスチック資源の一括回収に新たに取り組む市町村を優遇するため特別交付税措置などの検討が行われており、併せて収集車や作業員の配置に関する費用も財政支援していくとの考えでございます。このような施策を国が打ち出しているため、広域組合として、その他プラを含めた構成10市町村の全てのごみ量を算出し、発電によりエネルギー回収を行う施設の建設を計画している関係上、今のところプラごみ一括回収は困難でございます。  また、今年度中には2050年までの脱炭素社会を見据えて再生可能エネルギーの導入計画を策定し、二酸化炭素の排出抑制に努めるところでございます。計画策定後は、脱炭素社会の実現に向けて、太陽光等の再生可能エネルギー発電施設を積極的に誘致していくことも重要であると考えておりますが、各地で景観等の問題も生じております。なお、現在進めております箸尾準工業地域内での企業誘致に伴い、工場建設計画に合わせて環境に配慮した取組を実施していただくには、よいタイミングではないかと考えておりますので、再生可能エネルギー活用を求めてまいりたいと存じます。  最後に、町の地場産業でありますプラスチック関連企業に対しても、プラスチック製品が全て排除されることは死活問題でございますので、企業自身が持っている技術等を生かし、使い終えた製品がリユース(再利用)またはリサイクル(再生利用)できるよう地球環境に優しい企業運営をしていただけるよう、お願いをしてまいりたいと考えております。  3番目の5年後の広陵町には公共交通にデマンド交通は必要不可欠ということについての御質問でございます。  吉野町のデマンドバスについて確認いたしましたところ、議員がおっしゃるとおり、現状は、コミュニティバスのみで吉野町全域をカバーしているため、路線が長大化しており、目的地には予定時刻に到着できても、帰宅時にはバスを長時間待たなければならないということが課題となっていたため、本年7月1日から実証試験運行によりデマンドバス導入を開始されたとのことでございました。しかしながら、既存のコミュニティバスはスクールバスを兼ねており、また、デマンドバスも平日の午前8時から午後5時までの運行であることから併用せざるを得ない状況にあり、運行費用についても、両方合わせて必要になるとのことでございました。本町の公共交通につきましても、現状は吉野町と同様に、広陵元気号のみで路線バス空白地を補完しているため、全ての利用者のニーズを受け入れると路線が長大化し、運行時間が長くなるということが課題として挙げられます。しかしながら、令和2年6月議会でもお答えいたしましたとおり、全ての方が満足する公共交通網を形成するには、広陵元気号のみならず、地域コミュニティ形成の観点からも考える必要があり、行政のみが公共交通網を整備するのではなく、地域内のシェアリングエコノミーの観点や、福祉、住民協働及び公民連携等、様々なステークホルダーを活用した検討が必要であると認識しております。今年度、広陵町地域公共交通計画を策定することとしておりますので、多様な移動手段や運営主体との連携も含め、5年、10年後においても持続可能な地域公共交通を構築するため、本町におけるあるべき姿を検討してまいります。  なお、免許返納者数につきまして、香芝警察署に確認いたしましたところ、市町村ごとの集計はされておりませんでしたので、県下全域の返納数をお示しいたします。平成28年度で4,001件、平成29年度で4,844件、平成30年度で5,313件、令和元年度で7,299件、令和2年度で6,629件となっております。  また、本町では、平成30年度から運転免許を自主返納された高齢者に対して、広陵元気号の回数券等を交付する、高齢者運転免許自主返納者支援事業を行っており、その件数は平成30年度で45件、令和元年度で74件、令和2年度で38件となっております。  4番目は教育長がお答え申し上げます。私からは以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 植村教育長! ○教育長(植村佳央君) 山田議員さんの危険な通学路にすぐに手だてをの御質問にお答えをさせていただきます。  まず冒頭、先日起きた子供たちを巻き込む交通事故の発生につきましては、大変遺憾で悲しい事故であると捉えるとともに亡くなられた児童の御冥福をお祈りいたします。岡本議員の御質問でもお答えさせていただきましたが、この事故を受け、町教育委員会といたしましては、町内の小中学校に対し、既に実施済みであっても再度通学路における危険箇所の点検をPTAの協力の下、緊急に実施するよう指示したところでございます。これらの点検の結果を受けて、危険な箇所や何らかの対策が必要として抽出された箇所については、関係機関や関係部署と協議を行い、情報共有した上で優先順位をつけ、早急に対応すべく実施に向けて取り組んでまいります。  さらに、議員御指摘のとおり、町内のあらゆる箇所でミニ開発が行われるなどして新しく住宅が建設され、子供たちが交通量の多い道を通学路として通学しなければならないという状況が起こっております。  以前から御指摘の沢のエスポワール広陵の前の通学路については、標識の効果があまりないということであれば、改善案が必要と考えております。また、赤部の県道の住宅地の通学路や、その他の危険箇所についても、どのような手だてを行うべきなのか早急に検討し、町内において子供が巻き込まれる痛ましい交通事故が起こることがないよう、安全対策を実施してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) それでは、2回目の質問に入っていただきます。  山田議員! ○4番(山田美津代君) 御答弁ありがとうございます。  この町営住宅のことが広陵町公共施設長寿命化、この間全協でいただいたこの保全計画に入っていないのは、もう建て替えるつもりだったのかと思ったんですが、そうでもないみたいで、これはなぜ入っていないのかしら。 ○議長(吉村裕之君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  既に町営住宅につきましては、別の計画、住生活の基本計画というもので、町営住宅の今後の方向性等計画のほう、別の計画でうたっておりますので、例えば今、町営住宅のお話をいただきましたけれども、今回見ていただきましたら幼保の一体化計画も別に立てておりますので、そういったところも入っていなかったと思います。そのあたりの別の計画で除いているものというのは、除いているというところでございます。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 別の計画で長寿命化ということを書いておられますけれども、もう長寿命化している場合じゃないと思うんです。古寺の町営住宅にお一人は移っていただけるということなんですけれども、古寺に移ると生活圏が全然変わるので、やっぱり嫌だという方が今まで多かったということでなかなか出ていっていただけない。取壊しができない。そのまま倒壊の危険のある町営住宅を長い間放っておいてたということになると思うんですよね。やはりどうしても古寺の生活圏が移らないで、同じ今の平尾なら平尾、六道山なら六道山の生活圏にある空き家なり、アパートなりを町が借り上げてそこに移っていただく。そうしたらやはり古寺まで行くのは嫌だけど近くだったらいいわという方も出てこれるんではないでしょうかね。私何軒かにお聞きしましたら、それやったらいいわという方もおられたんです。なかなかお会いできなくて、全部の方には聞けませんでしたけれども、そういう生活圏をきちっと補償してあげて、そして町が空き家なり賃貸アパートを町営住宅として借り上げて、そこに移り住んでいただく。まずそれを始めないといつまでたっても倒壊の危険のある町営住宅を取り壊すことができません。住んでいただいて、今地震があったら、今日もこんなハプニングが起きました。雷で老朽化の役場の電気が消えました。こういうことが落雷だったり、また地震だったり、いつ起きるか分からないことが起きて、もし町民の命を失われたらまた町長謝らないといけません。謝って済む問題ではないと思うんです。1日も早くそこを取り壊す。安全なところに移っていただく。この手だてをなぜ今まで考えてこられなかったんでしょうか。古寺にばっかり移ってください、移ってください。移らないから仕方がないですと十何年も手をこまねいてたと思うんですよ。やっぱりその責任があるんじゃないですか。すぐに違う方法を考えて移っていただく。あそこは、解体する。そして新しく町営住宅を建てる。この方向に行っていただけますか。 ○議長(吉村裕之君) 中川理事! ○理事兼事業部長(中川 保君) 町営住宅の建て替えについては、長寿命化計画の中で位置づけているということでございますけれども、町営住宅の代わりに、建築する代わりに借上げの公営住宅にしていくということについても計画に位置づけるにはやはり様々な検討が必要になってきます。建築する公営住宅と借上げの公営住宅、どちらがどういうメリットがあるのかということを考えていきますと、相当程度使用する公営住宅であれば町で建てたほうがよほど有利であるということもございます。ですので、そういったことも含めて考えますとやはり今の一括建て替えのほうが一番いいんじゃないかという結論に達して住民の方にお願いしているというのが現状でございます。ですので、住民の方に協力、御理解いただくことが重要かなというふうに考えております。町の公営住宅政策として協力いただくということが一番今我々として努力しなければならないことかなと考えているところでございます。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 町営住宅として建て替えるのは建て替えるんですけれども、そのために今いてはる平尾だったら4軒とか、六道山だったら何軒の方が今古寺に行くのは嫌だと言って住んではるわけですよ。そういう方たちを取りあえず安全なところに行っていただく手だてが要るんじゃないかと言ってるんです。私、以前に空き家を町営住宅として活用せえといったら点在する公共施設はできませんと町長が前に答弁で言ってましたからそれで諦めました、私も。でも今いる方たちを取りあえず倒壊する町営住宅に住んでいただくのは危ないからもうちょっと安全なところにまず移っていただくと、危険なところは取り壊すということを考えてほしいと。違うところに新しく町営住宅は町営住宅として建てていただくということです。二つのことを今提案しているんです。それをごっちゃにしないでください。 ○議長(吉村裕之君) 中川理事! ○理事兼事業部長(中川 保君) 今、お住まいの地域に住んでいたいという御希望も非常に強いというのは理解できるんですけれども、町としてはやはり移ってもらうということに御理解いただく必要があるのではないかなと私は思っております。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 中川理事の答弁はちょっと訳分からなったんですけれども、公営住宅法第3条では、地方公共団体は、常にその区域内の住宅需要に留意して、低所得者の住宅不足を緩和するための必要があると認めるときは、供給を行わなければならないとあります。また9条には、借上げにする場合の補修や改良を行う補助制度37条の4を見れば、入居者の生活環境に著しい変化を及ぼさない。地域内において確保するなど明記されているじゃないですか、公営住宅法では。奈良県住生活基本計画でも平成28年から平成37年度までの10年間の計画が示されて、目標の2では、質の高い住空間で安心、快適に住まう良質な住まいの形成をうたわれています。誰もが安心して住まうの中には、低所得者、高齢者、障害者、独り親家庭、子育て世帯など自力では適正な居住水準の住宅を確保することが困難な住宅確保要配慮者及び被災者を含めた全ての県民が健康で文化的な住生活を営めるような公的な賃貸住宅による民間賃貸住宅による居住の安定の確保を図るとあります。こういう計画が立てられているのに、町は何もせず、この10年間ほど放置されていたんですね。このまま建物が崩れていったらどう責任を取られるんですか。
    ○議長(吉村裕之君) 中川理事! ○理事兼事業部長(中川 保君) 同じことばっかり何度も申し上げて申し訳ないんですけれども、町としましては、古寺住宅に移り住んでくださいというお願いをさせていただいております。町営住宅の計画としては、今、長寿命化計画の中で立てている建て替えというのを進めていきたいと。借上げ型の住宅というのは、なかなか方針として示されているのはいろいろ書いてあるんですけれども、細かく見ていくと、公平性という部分を非常に強く意識されておりまして、民間の借上げについても規模とか、水準、それから建築の耐震基準といった部分とか、様々な基準があって、それに適合するというものを求められておりますので、そういった部分でもなかなか難しいものがあるというふうに理解しております。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) じゃあ、町民の命、ほっとくということですね、理事。それは駄目ですよ。町社協で県の生活福祉基金の貸付け状況をお聞きしました。相談、問合せが545件あり、決定が453件でした。町独自の支援貸付けも25件です。低家賃の町営住宅の必要性はこれからもっと出てきます。コロナ禍で事業、生活が苦しくなっている方も増えています。これからもっと増えるのではないでしょうか。貧困で生活支援を受けざるを得ない方々のために町営住宅建設をすぐ計画を立てることが要ります。今までにきちんと計画を立て、基金を積み立てることが必要だったのに、ほっておいたのはあまりにずさんではないでしょうか。命がかかっているのですから、すぐに建設に向けて計画を立てていただきたいと思いますが、中川理事の答弁、また同じ答弁を繰り返されると思うので、また追求させてもらいます。  次に移ります。  脱炭素社会へ。令和7年の天理のごみ焼却施設はどんな焼却施設ですか。サーマルリサイクル発電もするんでしょうか。答弁に熱回収と書いていましたら多分そうだと思うんですけれども、ちょっとまずその2点教えてください。 ○議長(吉村裕之君) 小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) 天理の広域化施設でございますが、エネルギー回収型廃棄物処理施設ということで、ごみを燃やして発電をするという形で、一応組合のほうに聞きましたら、発電したやつを売電しまして、それを構成市町村に配分するということを聞いてございます。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) クリーンセンターからそちらに移ったら、クリーンセンターは今まで共産党議員団は今まで修繕費もかかり、それから燃料費もかかり、金食い虫の施設だとさんざん追及してきたんですよね。それが今度天理のほうに移りますと、10市町村で割って安くなるんでしょうか。そして国から支援金がございますけれども、それは1回だけですよね。あとの維持管理費というのはどのくらいを見積もられておられるんでしょうか。どのくらい安くなるのかと、年間の維持管理費がどれくらいになるのか、もし概算でよければ教えてください。 ○議長(吉村裕之君) 小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) 当然天理のほうに行きますと、広域化施設ということで費用は安くなると。大体、元年度ベースで試算したところ、3億円ぐらい安くなるのかなと。ただ、またはっきりとした数字が出ましたら、全議員さんにお示しさせていただこうと思っておりますが、そういった3億円ということで、その維持管理も踏まえての3億円という計算はさせていただいています。総合的に維持管理といっても負担金として払いますので、天理に対しての負担金の計算をさせてもらっていますので維持管理も全部入っています。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 毎年3億円ほど安くなるということでいいんですか。 ○議長(吉村裕之君) 小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) 今の計算では3億円でございますが、当然建設費というのも当然かかってきますので、その辺が大体200億円ぐらい全体でかかりますので、それを何年間分割するという形になりますので、初め、しばらくの間は多少3億円までいかない可能性もありますけれども、ある程度落ち着きましたら大体それぐらいの価格になるのかなという概算でございます。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) じゃあ、町営住宅の建設資金出ますね。どうかなと思って。  皆さん、ちょっと資料を見ていただいたら、ちょっとショッキングな写真が載っているんです。これ書いてあるんですけれども、誤飲したライターやプラスチックの破片が胃にたまり空腹感がなくなって餓死した海鳥。これライターとかプラスチック、こんなに食べて空腹感がなくなって餓死したと。本当に人間のために命を奪われたんじゃないかなと思います。  それと次に、ハワイの海岸にこれだけのプラスチックの容器が打ち上げられている。  その次のグラフは、日本のプラスチックの処分方法はほとんど焼却方法だということですね。それから右のほうには、生分解性プラスチックといって土に返ったりするそういうプラスチックも今研究開発されているということで、これは赤旗の記事ではないんです。通販生活という雑誌に載っていたんです。そういうことで皆さん、本当に今プラスチックが海に行って、それを魚が食べて、その魚を人間が食べるということで、本当に人間、自分の首を自分で締めているなというのが分かると思うんですけれども、こういうことで、このやはり脱炭素社会、地球温暖化に対しての町民、県民、そして国民の意識がすごく高まっている中でこの焼却施設、プラを燃やすということで、CO2が出るわけですよね。そういう問題点を一つ指摘しておきます。  住民の方から資源として分ければ十分活用できるものを燃やしてしまうのは循環法違反、時代錯誤、せっかく分別したものプラスチック類や紙、皮製品、衣類までも燃やすごみとしてごみ焼却炉に入れるのは住民の資源化のための分別活動を否定する環境保全に反する、おかしい。廃プラなどは燃やせばダイオキシンをはじめ、水銀、鉛、ヒ素、カドミウムなど有害物質が出る。焼却炉で燃やすことを優先するなどとんでもないやり方と批判が出るのは明らかです。でも国とか、10市町村、天理とかは国費負担が3分の1から2分の1出るというので、多くの自治体で財政負担の軽減に役立つ、ごみ発電のためにはカロリーが高い廃プラスチックごみを燃やすことが不可欠、安定した維持管理を保つためには燃やすごみが必要、住民は資源化のための面倒な分別をしなくて済む、ごみ焼却を歓迎している、こんな考え方で今進んでいると思うんです。本当に環境や資源保護、人の健康や命より経済、財政、効率化優先の立場を取っているとか言えません。このごみ発電は焼却施設建設費が高いんですよ。それに高カロリーを燃やすために補修費など高額の維持管理費が必要となります。これ行く行くは10市町村の自治体財政を圧迫するのではないでしょうかね。まだ概算しか出てないということで、これに対してのお答えは無理だと思いますので結構ですけれども、この焼却炉に頼らない独自の資源循環のまちづくりを進めている自治体も現れているんです。鹿児島県の志布志市や山形県長井市、栃木県の牟岐町、徳島県上勝町、これ有名ですね上勝町。ごみを資源として考え、ごみの再利用を真剣に考え、住民の協力を得ながら取り組んでいて、全国からの期待が集まっています。広報7月号に4R運動を載せていただいていますが、こういう周知は本当に大事です。繰り返し掲載をお願いします。  ごみになるものの生産の在り方にまで遡って廃棄物の排出抑制に取り組まなければ大量廃棄や大量焼却処理では解決しません。今必要なのは、全体としてごみを減らすこと。特にマイクロプラスチック問題で世界的に重大な環境問題になっています。これを減らすことが要ります。そのために行政と企業、そして個人を含め、社会全体で4Rを推進すること。さらに生産者が廃プラの回収処理にまで責任を負う拡大生産者EPRという制度が今言われていますけれども、このEPRの制度を日本でも導入する必要があります。町内企業ともその辺の計画を検討するよう話し合ってみたらいかがでしょうか。この成分回生のプラスチックの研究開発とか、また自社で製品として出した、そのプラスチックを回収していただく、そのようなことも話し合っていただいたらどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) ただいまのEPRは拡大生産者責任ということでございますが、もともとは生産者が製品に対する責任というのは、使用されている段階までが責任であったのは、このEPRということで最後の廃棄やリサイクルまで面倒を見るということでございます。ただ、国のほうではEPRを初めてされましたのは容器包装リサイクル法が一番初めだと聞いてございます。ただ、その後で家電リサイクルというのも出ましたけれども、やはり家電リサイクルにつきましては、不必要となったテレビとかはお金を払って、リサイクル料を払って処分してもらわなあかんということになりますので、逆にお金を払うのが嫌がる人は不法投棄されるというケースにもつながりますので、その辺は各メーカーが責任を持って、A社だったらA社の物だったらA社が責任を持って廃棄してもらうとかいう取組をしていければいいと思うんですけれども、ただ広陵町でそれを起用すると当然国のほうの施策として取り組んでいただけたらと考えております。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) ちょっと山田議員さんの御指摘で町民の皆さんに誤解を与えるといかんので、このプラスチックごみの中で容器包装リサイクルごみについては、分別をして別の処理をする、焼却炉には入れないということは確認をしていただいていると思います。その他プラスチックというのは、容器包装リサイクル法の対象にならないプラスチックのみ焼却に回るということでございますので、完全に分別をして容器包装リサイクルごみとその他プラスチックに今は分けていただいております。できるだけ町民の皆さんにはその他プラスチックも容器包装リサイクルごみもお金を出して買ってこないでほしい。ごみをどんどん減らすという取組をやっていただきたいということをお願いをしているわけでございます。広陵町から排出するごみが天理市に行く量が減れば全体の負担金が減ってまいりますので、しっかりとリサイクルをしていただくということを前提にお願いをしております。プラスチックがこの世からなくなればというそんな生活は戻れないと思いますので、適正に使用していただいて、リサイクルを徹底していただくということをお願いしたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) その辺の周知の方法は、山村町長、お願いいたします、広報とかホームページで。  カナダでは7月に入り49度の熱波で何百人も亡くなられています。他の国のことではありません。対岸の火事が日本にも必ず来ます。豪雨災害としてもう表れています。町長の所信表明にもSDGs未来都市に選定されている本町は一層のごみ減量化や地球温暖化対策につながる二酸化炭素の排出が少ない暮らしの実現に取り組んでいく必要があると述べられています。また令和2年9月議会の私の一般質問の答弁では、気候非常事態宣言を出すと答弁されましたけれども、天理市に行くので広陵町だけ出されへんと、これは出していただいていないですけれども、脱炭素社会の転換を広報に4R運動を載せる以外に何か取組を検討されますか。 ○議長(吉村裕之君) 小原生活部長! ○生活部長(小原 薫君) 前、山田議員がおっしゃったように、気候非常事態宣言というのは天理市のほうでごみを持っていきますので、参加の10市町村に確認したところ、全て宣言はしないという答えを頂いております。なお、天理市ではゼロカーボンシティ宣言というのをされています。ちょうど天理市と三郷町で同時にしたというのを新聞に載ってございました。それまでは生駒市のほうが令和元年にされています。町としましても、ゼロカーボンシティ宣言はできるのではないかと思います。ただ、その宣言をするだけでは当然あきませんので今、補正で組ませていただいている二酸化炭素を排出抑制のための計画を今作成させていただく予定でございます。その中で施策として取り組む中で一緒にゼロカーボンシティに係るような施策打ち出しを考えていきたいと考えております。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 本当にこのことは個人も本当にやっていかなきゃならないことですけれども、町を挙げて取り組んでいただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。  公共交通に移ります。  町は近隣市町村との連携を様々に計画されていますよね。全協の資料や所信表明でも示されています。主に公共施設に関する連携ですが、既に給食センターやKoCo-Bizなど香芝市や大和高田市などとの連携でやられています。なぜ、このデマンドだけ連携すると言わないんですか。私いつも疑問に思うんですよ。検討もされていない。先日も町民の方と担当部局職員との懇談で香芝市から転居されてきた方が広陵に来て、デマンドがなく不便だと言われていました。今はまだ自転車に乗れるが5年先は乗れなくなっているかもと不安げに話されていました。なぜ町がデマンド導入しないのかという疑問に町の職員が以前、デマンドの試行運転をしたときに評判が悪かった。アンケートでも必要がないとの回答が寄せられているからだと説明されていましたが、これいつのことの話ですか。試行運転されたのは、もう10年ほど前のことじゃないですか。あのとき試行運転のデマンドは前日の予約だったんですよ。だから使いにくかった。高齢者は忘れてしまったりして使いにくいというのは、これは確かにありました。でも今香芝市では30分前の予約です。アンケートもデマンドの説明がなく、ただ必要か聞かれたらデマンドって何のこっちゃって分からないから必要ないと丸を書いてしまいます。説明を入れてアンケートをとるようにと言いましたら、次にとられたときのアンケートでは説明をつけていましたけれども、デマンドは導入や維持管理に経費がかかるものなどと書かれていました。こういうアンケートでは正確に町民の声は聞けていません。本当にこの二つを理由にするのは止めてください、いいかげん。この元気号は10分ごとにバス停を設置して利用しやすくしているとのことでしたけれども、お買物に行かれる方は行きの10分は何とか歩けるんですよ。帰りは荷物があるんです。お味噌やマヨネーズ、牛乳1リットルやカボチャやキュウリなど持って10分歩くのは高齢者にとってきついんです。以前試行運転されてから10年ほどたっていて、その頃デマンドが必要でなかった方々も香芝市のデマンドのように家の前まで来てくれる乗り合いタクシーが必要になってきているのです。先ほど免許返納者は令和2年度がすごい減っているのは何でかなと思うんですけれども、県下全域の免許返納、平成28年度で4,001件、平成29年度で4,844件、平成30年度で5,313件、令和元年度で7,299件、令和2年度で、ちょっとがたっと6,629件と減っているのは、これはコロナの影響かなと思うんですけれども、免許証返納者というのはやっぱりこのように増えていっているはずです。高齢者が多くなってきているんですから。それなのになぜ香芝市とデマンド交通の連携を計画されないんでしょうか。デマンド導入したら経費がかかる、導入したら止められないと前に答弁されましたけれども、町民にとって必要なものは計画されないといけないんじゃないでしょうか。ちょっともう1回違うお答え、今までと違うお答えをお願いします。 ○議長(吉村裕之君) 奥田企画部長! ○企画部長(奥田育裕君) 山田議員からは、いつもと違う答えということでお求めいただいたわけですけども、まず、おっしゃっていただいたこのアンケート調査は、直近では平成30年にとりました。その際の周知、それから結果というのは、議員がただいまおっしゃっていただいたとおりでございます。前回、その前平成28年にとってましたけれども、それからさほどそのニーズ高まっているというような結果でなかったというのが、これが一つの客観的な事実として、やはりございます。ただ、もう一つは、議員もおっしゃっていただいたように今現在、運転免許証の返納される方というのが、ここ数年増えておると。これは紛れもない事実ございますので、そのあたりの状況と申しますのは、現在私ども広陵町公共交通網形成計画を策定した数年前とは、状況は明らかに変わってきておるだろうという認識はしております。ですので、最初の答弁にもございましたけども、今年度、新たに地域公共交通計画、今後の計画を前回の計画の検証を踏まえて計画策定に入ります。その際には、現在行っているこの元気号が、それをベースというわけではございません。全てもう一度見直しをかける中で、本当に広陵町にとって今後の公共交通がどうあるべきかというところを計画の中でしっかりとうたいたいというふうには考えております。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 吉野町では、東大と民間事業者が開発したシステムを採用していると、奈良新聞に載っていました。これも以前、私何年か前に提案したシステムコンビニクル、これすごいシステム、安価な使いやすいシステムということを本当に七、八年前からコンビニクルというのがありますよと提案させていただいたことがありました。本当に遅れとってますよ、広陵町。移動販売のこともそうですよ。私、ずっと前に提案したけれども取り上げなかった。香芝市でもちゃんとやられている。本当に遅れをとっている広陵町だなと思います。次期総合計画と奥田部長言われましたけれども、次期総合計画及び総合戦略策定に関わるアンケートの自由意見にも元気号が不便で使いにくい御意見、たくさん出ていましたね、ホームページを見ました。こういうお声に応える義務があるのではないでしょうか。ぜひ、次期総合戦略にはデマンド導入を入れた計画を立てる必要をお認めいただきたい。そうしないと永遠町民はアンケートに元気号の不満を書き続けなければなりませんからね。そう思いますので、ぜひお願いします。計画を立てるんだったらデマンドも入れてお願いしたいと思います。  では、時間がないので、町内の通学路の点検に移ります。  沢の通学路、令和2年9月に質問して、道路の表面に30キロ規制、書いていただきました。これで解決するかと思ったらとんでもなかったんです。全然30キロなんかでスピード落として走っている車はないと言うんです、住民の方。朝は急いでいるからね、通勤に行くのに。本当に八街市と同じような、ああいう狭い道路に子供たちが通学するために1列になって歩いている、そこの脇をスピード出して車が通るわけですよ。いつまたあんな事故が起きるか分かりません。ですから、あのときも私提案したと思うんですけれども、通学時間の規制をして、通学路の手前で、河合の長楽というところから、池部の県道に出るようにする、あの道があるんですよ。そうしたら子供たちの通学路を通らない。こういうふうに時間帯で、この時間はこっちを通りなさい、エスポワールの前を通ったら駄目ですよということをしない限り、あそこ狭い道、用地を買収して自歩道をつくるなんていうのはとても何十年もかかってできませんけれども、通る車を規制して手前で県道のほうに誘導するのは、すぐ明日からでもできることですね。そうして子供たちの命を守っていけるんじゃないですか。このことを御検討お願いできますか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 今の場所、この場所は生活道路にもなってございます。ということで、それはしようと思えば、極端な話、片側通行にするとか、そういう方法はあるかも分かりませんけれども、まずはやっぱり地域、そこにお住まいの、生活道路ですので、その辺のところの合意といいますか、それがないと難しいと。私どものほうは、おっしゃるように安全をまず最優先というところでございますけれども、現実にはそういうふうなところもクリアする。そして公安委員会のほうもこういうふうにやったらいいという提案といいますか、そういう話をしてもやっぱり公安は公安としての決まりがありますので、これはやっぱり限界ですよと。これはこういう理由でできませんよということもあるかもしれませんけれども、今、朝からとか、確かに抜け道といいますか、そういうところで、一定以上の速度で走られているというところは危ないという認識をしておりますので、何がしかの対応というところは関係のところと協議をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 国も通学路の安全点検をせえというふうに言ってます、この八街市の事故の後。だから通学路だったら、絶対公安が反対することはないと思うんですけどね。もし反対するんだったらどんな手だてがあるんだと、子供の命を守るにはどういう手だてがあるんだと反問権で言ってください。  各校区でもやられていると思います。赤部ではPTAの役員さんが校区内の巡回をされて子供たちの通学路など危険なところがないか見回りされております。そこでいつも危険な箇所と挙げられているのが大垣内ツネアンの交差点と赤部青木酒店前からそこまでの狭い通学路です。1列になって歩く子供たちの脇をスピードを落とさずに走り抜ける車が多く、いつ事故が起きるかと、これもPTAの役員さんたち心配されていつも校内循環のノートにいつもここが書かれています。労祷保育所の前の交差点、あそこにも前、私写真を撮って車止め要るんじゃないかということを前も質問させていただきました。労祷保育所の駐車場のところには車が駐車するからそこには車止めはつけられない、車が1台止められなくなるからという御答弁でしたけれども、この話を近所の住民さんに言ったら、子供の命と車1台とどっちが大事だと怒っていました。本当に私もそう思います。やはり交差点、大変スピードを出して通られます。あそこの交差点に古寺の交差点でやられたのと同じような車止めが要るんじゃないでしょうか。本当に事故が起きる前に手だてをとっていただきたいと思います。  この交差点の道にもちょっと凸凹で以前転んだ生徒が骨を折ったことも起きていますし、先日も女の子が転んだという話も聞いています。そういうことで、労祷保育所の前の交差点、交通安全、どういうふうにされますか。御答弁をお願いします。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 労祷保育園の前の交差点には従前も非常に危ないというところでほかの議員さんからも質問をいただいております。本当に町のほうも用地、あそこたまり場みたいになっているところ、用地買収できないかとかいろんなところで考慮はいたしましたけれども、これはというような今のところ、そういう対策をとれておりません。私どもも朝からおはよう等で回らせていただいているときに、これは校長先生も初め、いろいろ人的に出ていただいております。対応していただいております。それとやっぱり交通指導員的な、もしくは警察のほうからより頻回に、そこの場所、そこだけではないですけれども、危ないところといったらたくさんありますけれども、そういうようなところに対応いただくと。現実にはちょっとそのことしかできないのかなと。ただ、緊急の点検をさせていただいている中で、町のほうの裁量でできること、白線を町の裁量で引けるような白線とかそういうようなものについては順次対応をしていかなければならないと、そういう認識でございます。警察のほうにも再三調整等お願いも行っておる、所管のほうからもお願いに行っておる状況でございますけれども、今、そこを具体的に労祷のところを具体的にどうやというのは、明確にこうですというお答えをするすべがございません。過去にはあそこのところに労祷さんのほうがガードマンを雇っておられたときがありまして、そのときには、まだ若干のそういう整備といいますか、お母様方も子供を送ってくるとかそういうところでなかなかスムーズにうまく車を入れて転回もできないというようないろんな問題がございますけれども、そのようなところも労祷には、また何とかそういう採用をお願いをしたいということも申入れしましたけれども、ちょっと今現実にはそういうところに至っておりません。人的な配慮をもって今対応をさせていただいている、そういうのが現実でございます。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 猛スピードで走ってくる車、人的配慮では止められません。やっぱり車止めが要るんじゃないですか、こういう逆U字のようなね。ああいうものでしか防げないんじゃないですか。人的配慮したらその人の命も危ないですし、子供たちの命も守ることができないんじゃないですか。すぐに全町の通学路で危険箇所の点検調査をして対処できるところはすぐにしていただきたいんです。それは先ほどの答弁でそれはしているということですか。もうされましたか。 ○議長(吉村裕之君) 池端教育委員会事務局長! ○教育委員会事務局長(池端徳隆君) 今、緊急点検をさせていただいております。それが出てまいりましたら、整備をして答弁の重複になりますけれども、それによって対応をさせていただくという姿勢で頑張らせていただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 山田議員! ○4番(山田美津代君) 本当に子供たちの命を守っていってほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これで質問を終わらせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、山田議員の一般質問は終了しました。  しばらく休憩します。     (P.M. 4:03休憩)     (P.M. 4:09再開) ○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。  次に、7番、坂野佳宏議員の発言を許します。  7番、坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 議席番号7番、坂野でございます。1年ぶりでございます。久方の質問ですね。とにかく質問の前に、昨日議会が終わってから議長室で議長と副議長と3人でたまたまペットの話になりまして、ペットの談義をしておりました。その中で実際私の家のところにはペットがふんをして皆散歩されます。私から言うたら、たまらん煙条例よりもペットのふんを放置したら1,000円取ってほしいですね。この辺生活部長ちょっと考えて、一つ検討してください。  それでは、質問に入ります。  水道企業統合に対する現状と課題について質問させていただきます。  奈良県より、水道企業統合を提案され協議会に参加するべく協定に調印しております。県から統合案を聞くための参加であるとの議会報告に間違いはないでしょうか。  事前に、各市町村の水道財産、基金を奈良県に差し出すとの話は大和郡山市の脱退により新聞報道で広く周知されております。議会に説明されているメリットは私には理解できておりません。年度が変わり、奈良県からの協議会開催の通知はなく、担当者からは当分開催されないのではないかとも聞いております。奈良県の本気度、本意を教えていただきたい。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 坂野議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  水道企業統合に対する現状と課題について御質問をいただきました。  水道企業統合につきましては、水道事業が抱える諸問題に対処し、安定した水道事業経営を持続するため、県域水道一体化に向けた協議・検討を進めるため設置された県域水道一体化検討会において、令和3年1月に、基本的事項を取りまとめた水道事業等の統合に関する基本方針を策定するとともに、これに基づく水道事業の統合に向けた協議・検討を進めるため、県及び27市町村並びに県広域水質検査センター組合で水道事業の統合に関する覚書を締結しております。  県内市町村の水道事業における共通の課題は、人口減少に伴う給水収益の先細りにより、老朽化施設の更新に必要となる多額の事業費の確保が困難であることや、水道事業を適正に進めるため必要となる高度な技術力を持った職員を必要な人数確保することが困難であることでございます。  水道企業統合のメリットといたしましては、まず、国が事業統合による経営の合理化を推奨しており、交付金等の資金援助を得られることがございます。また、一体化により市町村の各浄水場を集約し、配管経路を最適化することで更新事業費を削減できることがございます。これらの取組により、料金上昇の抑制を図ることが可能となります。  本町では、現在、重要給水施設配水管耐震化計画に基づき耐震管への布設替え工事を進めており、毎年2億円程度の更新事業費を投入しております。本耐震化計画では令和14年度までに総事業費で約30億円の投資が必要と試算しております。補助金を活用しても約23億円の水道事業費が必要となります。重要給水施設配水管以外の老朽管の更新についても令和15年度以降に重点化して取り組む予定としており、水道料金の大幅な値上げが必要不可欠な状況となることが想定されます。  令和2年8月に示された県の試算では、水道料金につきましては、統合により統一の料金となり、事業開始時は、現在の広陵町の水道料金と同程度となりますが、5年ごとに段階的に引上げが必要とされており、令和30年には237円となります。広陵町が単独で事業を進めた場合は、令和30年には257円となるため、統合により20円安くできることになります。料金の抑制だけでなく、広陵町においても技術職員が不足している現状も踏まえますと、統合によるメリットは十分あると考えております。現在、担当者レベルでは、部会を設置し、各市町村の現状を調査した上で、検討項目の整理を図り、統一へ向けての検討事項の協議を進めております。  また、市町村長参加の任意協議会の設立は、新型コロナウイルス感染症の影響で遅れていますが、8月中の開催に向け、日程調整されている市町村長サミットと同日に設立総会を行う予定と聞いております。任意協議会に移行すると、県から統合案を聞くための参加ではなく、県を含め、全ての関係市町村により統合案を検討、策定する場となり、全ての市町村にメリットがある統合案が策定できれば、各市町村の議会の議決を経て広域水道企業団の設立を進めることとなります。  県においても、水道事業の経営環境が厳しくなる中、県の水道資産全てを市町村の水道資産と一体化した企業団の設立により、水道の理想像である持続、強靱、安全を将来にわたり確保することを目指し、知事を筆頭に積極的に推進していく姿勢を示されております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) それでは、2回目の質問に入っていただきます。  坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 答弁いただきありがとうございます。  答弁を聞く中でつくっていただいた文章はなかなか心には響きませんな。とにかく統合したらメリットがあるという文ですが、例えば統一したら同等となると書いてますね。将来的には令和30年に237円とか、数字を書いているんですよ。私ら議会にこんな資料を頂いておりませんので絵に描いた餅みたいな話を言うていただいたら困るわけです。高度な技術力が要ると言いますが、全てコンサルに発注しているわけなので指導さえすればいいわけなのでこの辺のメリット関係の文章は私の中では理解できないんですが、その辺どういう解釈をさせていただいたらいいんでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 田村事業部次長! ○事業部次長(田村 猛君) まず先ほど料金のほうの資料が示されていないということだったんですが、11月27日に議会のほうで全員協議会をさせていただいた中で第2回サミットの資料をタブレットに載せさせていただいて、説明させていただいております。そこについて、今の金額が出ております。それとここに答弁書のほうにありますように水道事業のメリットといたしましては、広陵町に市町村どこでもそうですけれども、これから人口が少なくなって今現在、広陵町は人口が増えてましても水道の受水量は供給量というのか、使用量は減っております。これは節水器具とか、核家族化とか日中おられない家庭とかありますので、そこら辺は減ってきております。これから少子化、人口の減少になりましてますますそちらのほうが減りますので、水道料金としての収入は減ってくる見込みであります。今、水道料金の収入は減るんですが、水道管の老朽化につきましては、これからますます年月がたてばたつほど、水道料金の更新が必要となってきております。今、答弁書のほうにも書いてありますように、令和14年度までにうちのほうが計画しておりますのが、約30億円投資が必要であると。これが投資が終わっても、またそれが無限に続くということになりますので、なかなか単独で、これ4分の1の補助金がありますけれども、あとの4分の3については町の持ち出しということになります。これを実際この事務というのか、事業をしていく職員のほうもなかなか専門的な職員というのがどこの市町村でも不足しております。そこら辺のこともありまして、共同化することによりまして、水道管は別なんですが、各市町村で老朽化して、更新しなければ単独でしたら更新しなければならない上水道とか、配水場、そこら辺を共同化することにより、不必要となってくる分もありますので、その更新費用が不要になるということもありますので、それと広域化になりますと、国のほうから交付金が入ってきます。これも前のときに今のところまだ概算なんですが、実際の事業費がこれからあれなんですが、施設共同化、先ほど浄水場の集約とか、送配水施設の最適化ということで290億円の節減ができると。交付金のほうは国のほうから今の想定ですけれども、396億円入ってくるということになりますのでこちらのほうは3分の1の補助金ということになりますので、合計で今のところ686億円入ってくるということであります。それにつきまして、各市町村、財産のほうは持ち寄りになります。県に吸い取られるという言い方もあれですけれども、県の財産も市町村の財産も全て一つにして使うということになります。こちらにつきましても…。 ○議長(吉村裕之君) 坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 今、田村次長が大体言うてるのは、この前協議会でだらだらしゃべってはったことやから頭に入ってこないわけ、理解できないわけ。簡単に言いますと、交付金が来るさかい合併します。こんなん市町村合併と同じですやんか。広陵町にメリットがあるということを言うてもらわなあかんわけです。そやから私、この統合については、ちょっとぱっぱっと見ておった中で平成31年に新県域水道ビジョンと、奈良県がビジョンをつくっているんですね。平成26年に経営だけ統合して、最終統合を2036年に目標すると書いているんです。これ読んでたら一番スタートは市町村の磯城郡3町と北葛3町、それから五條、吉野関係が皆困っていると、合併してやろかということに奈良モデルみたいな感じで奈良県が手を出しましょかという話です。そこから順番に読んでいったら、県で統一しようかという話になっていっているわけです。そこから県単一化が始まっているわけです、私が読んだ中では。私、言いたいのは、広陵町のメリットなんですよ。奈良県全体とか、思っていないんです。広陵町のメリット、私の思っているのは絶対料金は合併したら高くなります。施設分担金で賄えている分も取れなくなります。それから基金は消滅になりますね。それから住民サービスも絶対低下になります。なおかつ今までは水道は金の生む企業として町はだかまえているわけです。それが基金もためることができないわけです。この振り差は一体プラスと思われるんでしょうか。今基金は何ぼありますのか。 ○議長(吉村裕之君) 田村事業部次長! ○事業部次長(田村 猛君) 基金の額につきましては、令和2年度末につきまして15億円ほど、現在基金といいますのが、現金預金の残高が15億円ほどあります。5億円のほうは、箸尾準工のほうに貸出ししておりますので、その5億円も返していただければ約20億円ほどあります。 ○議長(吉村裕之君) 坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 次長の説明はちょっと細かいので端的にお願いします。要はあと2点ほど言いたいだけなんですよ。一つが県水道をちゃんとした県税を得とるかいうのは、市町村は監査してないですよね。せやから、県が努力すれば、今使っている水は下がるわけです。県から買っている下がるわけです。15の市町村が買っているんですよ。皆がもっと頑張って企業努力せえと言えば、県の買う水が下がるんです。それでまずめが合ってくるんです。それがまず第1点。それから、あと今度の維持費かかると言ってはりますけど、広陵町はもう責任感はないはずなんです。ほとんどVPとHIV、硬質塩化ビニール管、それとダクタイル、その辺にもう基本的には全部変わっているはずなんです。一応VPでも基本耐用年数あるか分からんけど、全然プラスチックだから腐りませんので、思っている想定よりは長くいけるわけですわ。せやから、補助金があるさかい、待っとかな損やというやり方も私は経営努力の中では、非常にもったいないことしてるんかなと思うんで、その辺はどうですか。 ○議長(吉村裕之君) 田村事業部次長! ○事業部次長(田村 猛君) 一応、減価償却のほうの耐用年数は40年となっております。実際40年で壊れるかということは材質によっていろいろ違いますので、今耐震化、特に重要な避難所への連絡管につきましては、耐震化していっております。ただ、これが壊れないといいましても、50年に一度というのか、ずっと変えていかなければ、今もともとの昔のあれでは、耐震がいろいろ変わってきて新しい材質ができておりますので、材質を変えることによって強靭化させていただいております。  広陵町のメリットといいますのは、これから今20億円ありますけれども、これからそういう更新していくのにつきまして、先ほど4分の1の補助金と言ってましたけれども、それもいずれかは使ってしまいます。そうなりましたら、やはり借金して返していかなあきませんので県と一緒になることによって、そこら辺の経費、今水道料金を頂いていますけれども、水道料金だけで賄えていないのを負担金でカバーしていますけれども、県の統一化することによって、経費のほうが下がりますので、今の水道料金でいけるような統一した、当初はそれでいけると。ただ、単独でやっていったらこれから令和30年になれば上がることは間違いない。水道料金は払っていただく方が減ります。人口が減りますので、それが減少になると。そうすればちょっと合併することによって、広陵町自身についてもメリットがあるのか、水道料金をできるだけ値上げを圧縮することができますので、住民サービスができると考えております。  以上です。
    ○議長(吉村裕之君) 坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) 次長の話はいつも堂々巡りで私と合わないので、副町長か町長に最後一応課題として聞いておいてほしいんですが、要は、基金も長年広陵町民が料金を払って、結果黒字になってためた金なんです。その金を合併するといって、理事者の側でその方向でどんどん進めていくのは納得できないと言ってるんです。そやから単独でいこうが、合併しようが絶対値上げはせなあかんねん、少子化やもん。だんだん家が減ってくるので絶対必要やねん。せやけど、どっちでもせなあかんことから、それは理由にならへんわけや、おれから言うたら。その辺もっと胸にしみる説明をしてくれやんとわしらは納得できへん。せやからこれから県といろいろ詰めていかはるんやろけど、もうちょっと実のある、せやから貧乏な市町村と健全な市町村とは立場がちゃうわけやから、その辺もっと言える人材で、次長言ってくれるのか、副町長が言ってくれるのか分からんけど、今後のためには必ず厳しい形で県に言っていただきたいと思いますが、御意見はどうでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 坂野議員御心配いただいているところは我々の心配の部分でもございます。先日、葛城市長と御所市長とも話をしておりまして、料金が極端に安い葛城市もこの協議に参加をして調印をしていただいているわけでございますが、いろいろなことをしっかり議論しないと資料を確認しないと判断がつかないというのも事実ですので、今頂いた御意見もしっかり踏まえながら県との調整に当たっていきたいと思います。  最終的には、やはり議会で判断をいただくということについて、間違いないわけでございますので、私自身、今時点で次長が説明しましたように、広陵町として安定した経営、メリットはあるというふうに思います。ただ、積み上がっている基金を持ち込むということで、その部分はどうなのかというところはしっかり、これは大和郡山市さんが参加されておりませんが、同じようなまちがほかにもあるはずなので、そのあたり調整をしっかりしなければ納得いただけないものというふうに認識しておりますので、また議論の過程で資料をお示しして皆さん方と相談をさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 坂野議員! ○7番(坂野佳宏君) ありがとうございました。いずれにしてもまだ先の話なので、これからいろいろ詰めていっていただきますけれども、一応議会も私ちょっとまた懇談会のときに勉強会をしましょうかと一遍諮ってみますので、一応町と議会と並行しながら理解し合えば最後はスムーズにいくわけですから、その辺進めてまいりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、坂野議員の一般質問は終了しました。  お諮りします。  本日の会議は、これで延会としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声あり) ○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれで延会とすることに決定しました。  なお、本日行われなかった一般質問につきましては、明日16日、午前10時からの本会議において、引き続き行います。  本日は、これにて延会します。     (P.M. 4:33延会)...